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概要

セミセルフソリューションは、利用者自身がタッチパネルディスプレイで取引内容を入力することで、金融機関の窓口業務をセミセルフで実現するソリューションです。
本ソリューションは、窓口の既存の専用端末を活用したセミセルフという新たな方式を採用することで、容易かつ低コストで金融機関の窓口業務が伝票・印鑑レス化されるとともに、利用者自身がタッチパネルディスプレイで取引内容を入力し、事務処理もシステム上で完結する方式に移行します。これにより、金融機関側は、打鍵や確認作業が減り、窓口業務に携わる行員の負担軽減ならびに事務効率化を実現します。利用者においては、伝票記入や押印などの手続き上の負担軽減により利便性が向上し、待ち時間を短縮します。

特長

セミセルフソリューションでは、以下を実現します。

(1)自動化による行員の窓口業務の作業負担軽減・事務効率化

  従来、窓口業務に対応する金融機関の行員が実施していた各種確認事項を、本ソリューションによって自動処理することで作業負担を軽減し、煩雑な事務手続きを効率化します。また、引き続き窓口の行員対応が必要な事務手続きについては、自動でナビゲーションすることで、行員のスキルや経験に依存することなく、正確性と迅速性を確保しつつ、サービス品質を向上することが可能です。あわせて、システム上で事務手続きが完了するため、従来実施していた、伝票の整理・保管業務も不要になります。

(2)タッチパネル入力による利用者の負担軽減と待ち時間短縮

  従来の窓口業務では、受付で利用者が紙の伝票に記載した取引内容を、従業員が専用端末に打ち込んでいました。本ソリューションを適用してセミセルフ化されることにより、利用者自身がタッチパネルディスプレイで取引内容の入力をすることで、伝票記入や押印などの手続き上の負担や手間が軽減されます。また、直感的に理解できる画面やボタン構成、操作方法を支援するイラスト表現などのデザインにより、高齢者や不慣れな方も対応可能なユーザーインターフェースを採用しました。これに伴い、手続き上の負担軽減により利便性が向上し、利用者の待ち時間短縮を実現します。

(3)既存機器を活用した容易な現場導入によるコスト低減が可能

  本ソリューションでは、既存の窓口システム(BTS*1)にタッチパネルディスプレイや通帳読み取り装置および各種デバイス(印鑑スキャナ、QRコード・バーコードリーダー、通帳・キャッシュカードリーダー)を接続する構成としていることから、専用制御装置を必要とせず既存機器を活用することで、低コストかつ迅速に導入でき、上記の窓口業務の効率化と利用者の利便性向上の両立が可能です。

*1
Banking Teller Stationの略。

サービスイメージ

【1】複数取引のサポート

  • 複数の取引エントリーが可能です。
  • 利用者自身で複数取引の金額差額を確認しながら取引が可能です。
  • 扱う現金は複数取引のエントリー後に確定し、現金を投入します。

【2】取引時確認サポート

  • セミセルフ取引の延長で取引時確認事務要否の自動判定を実施します。
  • 従業員が取引確認事務を意識することなく手続きすることが可能です。
  • 従業員が画面ガイダンスに従って取引確認記録書作成のための必要項目を入力し、取引確認記録書を自動作成します。

【3】その他入金機能のサポート

  • 別段預金への入金により、後方の営業店端末で取引が可能です。

【4】出納機との連携サポート

  • 現金入出金を出納機と連携することが可能です。
  • 出納機で現金を扱う際は、QRコード付帳票を出力することで、出納機での現金入出金の厳格化を図ります。

セミセルフソリューションのサービスイメージ(拡大)

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ニュースリリース

2024年10月21日

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