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Hitachi

電力系統安定度維持システム

(オンラインTSCシステム)

最適性(Adaptive)と自律性(Self-healing)の両立

電力系統の故障が発生した時に安定度問題が起きるケースに対し事前に最適な対策を立案。その結果を電気所の子局にあらかじめダウンロードして、故障時は子局が自律的に対策。

オンラインTSCシステム:図説

TSC:Transient Stability Control

最適性Adaptive

オンラインで系統情報を取得し、その時々の電力系統の構成におけるさまざまな想定事故について過渡安定度計算を実施します。不安定と予測される想定事故ケースについてその際の対策を立案し、そのデータをTSC子局にダウンロードします。この計算はオンラインで30秒周期に行います。

自律性Self-healing

電力系統の故障が発生すると、その情報はTSC子局に入力されます。TSC子局はあらかじめダウンロードされた情報に従い、自律的に発電機を制限(停止)します。故障情報を入手してから停止指令までの時間はわずか150msですので、電力系統が不安定となる前に対策が完了できます。

経済性の高い運用

電力系統の安定度(過渡)で制約される送電可能電力を引き上げることができますので、発電機活用の自由度が増し経済性の高い運用を行うことができます。