パレット
読み:ぱれっと

パレットとは
パレットとは、荷役、輸送、保管するために単位数量にまとめて載せる面をもつ台の総称です。複数の商品をまとめて搬送できるため、作業の効率化や人件費の削減を期待できます。
パレットの主な種類
パレットにはさまざまな種類がありますが、物流センターで主に使用されるのは以下の2つです。
平パレット
平パレットとは、上部の構造物がなく、パレットの下面にフォークなどの差込口があるパレットです。一般的に「パレット」という場合、平パレットをさすことが多いです。
材質は大きく分けて木製・金属製・プラスチック製・紙製の4種類で、主にケース単位の商品の荷役や搬送に使用されます。
また、日本国内におけるパレットの標準サイズは、JIS規格に基づき1,100mm×1,100mm×144mmとされており、「一貫輸送用平パレット」や「T11型パレット」と呼ばれます。
ボックスパレット
ボックスパレットとは、スチールなどの金属製で、3面または4面の垂直側板を持つパレットです。
固定式、取外し式、折りたたみ式、側面開閉式があり、蓋や車輪が付いているものもあります。主に、バラ商品の荷役や搬送などに使用され、保管性や搬送時の安定性に優れていることが特長です。
参考文献
- 田中 彰夫, ビジュアル図解 物流センターの仕組み, 同文館出版, 2011, P.214
- (一社)日本マテリアルフロー研究センター MH研究会, MHハンドブック物流センターシステムの計画・構築・運用 (PDOハンドブック・改訂版), 流通研究社, 2019, P.270,271
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