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Hitachi

日立先進プラント性能監視システム“HAPPS”とは

脱炭素電源である原子力発電を最大限に有効活用するため、定期検査期間短縮や長期サイクル運転などによる稼働率向上に向けて、設備の信頼性向上と保全最適化のニーズが高まっています。

当社が開発した日立先進プラント性能監視システムHAPPS(Hitachi Advanced Plant Performance dialogue System)は、データ統計分析法(DVR*)を用いてプラントの「最も確からしい状態」を把握し、常時閉止弁からの蒸気リーク検知、熱出力計算の高精度化、計器校正周期の延伸、校正物量の低減のほか、熱交換器やポンプなどの主要機器の保全タイミングの延長・最適化を実現し、原子力発電所の稼働率向上や保全適正化、発電効率向上に貢献します。

* DVR: Data Validation and Reconciliation

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日立先進プラント性能監視システム“HAPPS”の特徴

系統・機器性能監視機能と健全性評価により、稼働率向上・保全適正化に貢献

  • プラント設計情報に基づく物理モデルによるデータ評価を行い、計器ドリフトなどによる誤差をデータ統計分析法(DVR)を用いて処理し、真値に近い系統・機器 状態を把握することを可能とし、性能や劣化状態を監視することができます。
  • 原子炉系、タービン系、補器冷却系など、系統全般に適用可能です。計器ドリフトの監視やリークなどの設備異常の検知、熱交換器・ポンプなどの設備性能の評価が可能です。

設備の熱バランス監視と高精度化により、発電効率向上を実現

  • データ統計分析法(DVR)を活用して、高精度な熱バランス監視も可能です。
  • 熱交換器やポンプなどの設備の熱出力ロス発生を推定することで、発電効率向上に貢献します。

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