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Hitachi

統合サービスプラットフォーム BladeSymphony

特長・仕様

(1) 日立独自開発の仮想化技術

BladeSymphony「BS2500」「BS500」「BS2000」「BS320」「BS1000」の各サーバブレード上で動作するVirtageは、日立がメインフレーム開発で培ってきた仮想化技術とインテル社の「インテル®バーチャライゼーション・テクノロジー」によって実現した機能です。

(2) システム運用に合わせて選択できる「占有/共有モード」

CPUやメモリ、I/Oなどのハードウェアリソースを複数の論理パーティション（LPAR）に分割し、各々を独立した1台のサーバーのように利用できるVirtageでは、コア単位でCPUを占有し、CPUオーバーヘッドが少なく高速処理を実現できる「占有モード」と、負荷状況に応じてCPUサービス率を1％単位で動的に変更できる「共有モード」を用意。業務ニーズやシステム運用に合わせて自由に選択できます。さらにCPUとは独立して、I/Oも占有/共有を選択可能です。

占有/共有切替図

(3) 物理サーバー同様に扱える「ハードウェア透過性」

仮想化ソフトによるエミュレーションを極力排除してオーバーヘッドを低減するために、I/Oアシスト機構を独自開発し、パススルーモデルの仮想化を実現しました。これにより、ゲストOSからハードウェアにダイレクトにアクセスする「ハードウェア透過性」を実現。低オーバーヘッドかつ物理サーバーと同等の信頼性を保てるため、大規模システムや基幹データベースにも適用できます。

仮想化ソフト比較図

  • * 上記分類はインテル社の仮想化関連技術資料に基づくものです。

各方式のハードウェア透過性比較

評価項目 Virtage VMware ESX Server Hyper-V®
I/O仮想化方式 パススルー方式(ハードウェアによる直接実行) ○ ハイパーバイザ・エミュレーション △ サービスVM方式(管理用仮想マシン経由の制御) △
I/O共有 可能（自製HBA使用） ○ 可能（仮想ファイルシステム使用） ○ 可能（仮想ファイルシステム使用） ○
クラスタ対応 クラスタソフトに容易に対応 ○ クラスタ別途対応が必要 × クラスタ別途対応が必要 ×
仮想ファイル
システム		 不要 ○ 必要 △ 必要 △
旧OSサポート 物理サーバーと同一OSサポート △ Windows® NT/2000等をサポート ○ 原理的には旧OSサポート可 ○
  • * HBA：Host Bus Adapter（ホストバスアダプタ）

(4) 影響範囲を局所化する「耐障害性」

CPUやメモリなどのハードウェアリソースに障害が発生した場合、障害部位を使用しているLPARのみに影響範囲を局所化できるため、縮退運転で業務を継続することができます。さらに仮想サーバーを業務単位や物理サーバー単位でグルーピングして表示できるため、障害が発生した仮想サーバーから対策が必要な物理サーバーをすばやく特定できます。

障害検出部位とシステムへの影響図

(5) プロセッサグループ (プロセッサグルーピング)

CPUコアをグループとして定義し、CPUの適用範囲 (リソースプール) を限定する機能です。
これにより負荷変動の影響をグループ内に抑えることができます。
ユーザ部門毎にグループを定義し、割当てたCPU数に対して課金するといった運用も可能となります。

プロセッサグルーピング未使用/使用図

特許第5178778号
負荷変動の影響範囲をグループ（部門）内に抑え、性能確保・性能予測を容易化するため物理CPUとLPARをグループ管理し、同じグループ内の複数のLPAR間でグループ内の物理CPUを時分割で共有する仮想化計算機システム。

(6) バックアップサーバの効率化

Virtageは、1つのLPARをバックアップ専用サーバとして使用することができる為、バックアップ実施時間帯にしか使用しない外付けの専用サーバを別で準備する必要がなく、効率的です。

バックアップサーバの効率化

(7) Virtageの仕様

キャプションを入れてください。
稼動プラットフォーム 対象プラットフォーム BladeSymphony BS2500
対象ブレード 高性能サーバブレード 標準サーバブレード
仮想化制御方式 ハイパーバイザ方式
サポートOS サーバブレードごとに異なりますので各サーバブレードの仕様を確認ください。
CPU仮想化
(論理サーバ)		 方式 Intel VT利用
最大論理サーバ数(Virtageあたり) *1 60 LPAR 30 LPAR
最大論理コア数
(LPARあたり) 		240 88*2
CPU割当て 占有/共有
CPU占有割当て単位 コア単位/スレッド単位
CPU共有割当て単位 1％単位指定
I/O仮想化 方式 I/Oパススルー方式
ギガビットイーサネット(NIC) 占有/共有
ファイバチャネルホストバスアダプタ(FC) 占有/共有
割当て可能最大仮想NICポート数(LPARあたり) (仮想NIC ポート) 16/ (VF NIC ポート) 16/ (共有NIC ポート) 16
物理NIC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数 60 30
物理FC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数 30*3
OS・アプリケーション改変 不要
物理サーバー運用互換性 仮想化固有ノウハウ不要で一元管理、クラスタ構成などが可能
省電力機能 CPUアイドル時省電力および電力キャッピング機能
キャプションを入れてください。
稼動プラットフォーム 対象プラットフォーム BladeSymphony BS500
対象ブレード BS520Xサーバブレード BS520Aサーバブレード
BS520Hサーバブレード
BS540Aサーバブレード
仮想化制御方式 ハイパーバイザ方式
サポートOS サーバブレードごとに異なりますので各サーバブレードの仕様を確認ください。
CPU仮想化
(論理サーバ)		 方式 Intel VT利用
最大論理サーバ数(Virtageあたり) *1 60 LPAR 30 LPAR
最大論理コア数
(LPARあたり) 		240 88 *2
CPU割当て 占有/共有
CPU占有割当て単位 コア単位/スレッド単位
CPU共有割当て単位 1％単位指定
I/O仮想化 方式 I/Oパススルー方式
ギガビットイーサネット(NIC) 占有/共有
ファイバチャネルホストバスアダプタ(FC) 占有/共有
割当て可能最大仮想NICポート数(LPARあたり) (仮想NIC ポート) 16/ (VF NIC ポート) 16/(共有NIC ポート) 16
物理NIC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数 60 30
物理FC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数 30 *3
OS・アプリケーション改変 不要
物理サーバー運用互換性 仮想化固有ノウハウ不要で一元管理、クラスタ構成などが可能
省電力機能 CPUアイドル時省電力および電力キャッピング機能
キャプションを入れてください。
稼動プラットフォーム 対象プラットフォーム BladeSymphony BS2000 BladeSymphony BS320
対象ブレード 高性能サーバブレード 標準サーバブレード 拡張サーバブレード
仮想化制御方式 ハイパーバイザ方式
サポートOS サーバブレードごとに異なりますので各サーバブレードの仕様を確認ください。
CPU仮想化
(論理サーバ)		 方式 Intel　VT利用
最大論理サーバ数(Virtageあたり)*1 60 LPAR 30 LPAR *4 16 LPAR *4
最大論理コア数
(LPARあたり) 		64 32 16
CPU割当て 占有/共有
CPU占有割当て単位 コア単位/スレッド単位
CPU共有割当て単位 1％単位指定
I/O仮想化 方式 I/Oパススルー方式
ギガビットイーサネット(NIC) 占有/共有
ファイバチャネルホストバスアダプタ(FC) 占有/共有
割当て可能最大仮想NICポート数(LPARあたり) (仮想NIC ポート) 16 / (VF NIC ポート) 16/ (共有NIC ポート) 16 (仮想NIC ポート) 16 / (共有NIC ポート) 16
物理NIC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数 60 30 16
物理FC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数 15
OS・アプリケーション改変 不要
物理サーバー運用互換性 仮想化固有ノウハウ不要で一元管理、クラスタ構成などが可能
省電力機能 CPUアイドル時省電力および電力キャッピング機能
*1
Essentialモデルの場合は、BS2000・BS320では2LPARまで、BS2500・BS500では4LPARとなります。BS2500・BS500で、Advancedモデルの場合は 30 LPARまで、Enterprise ライセンスの場合 60 LPARまで可能となります。
*2
標準サーバブレードA2、BS520H B4の値です。標準サーバブレードA1とBS520H B3は72、その他のサーバブレードは32となります。
*3
日立製16Gbps Fibre Channel Adapterの値です。8Gbps Fibre Channel Adapterは15となります。
*4
HVM拡張モード時の値です。HVM標準モード時は、BS2000標準サーバブレードおよびBS320拡張サーバブレードでそれぞれ16、8となります。

(8) Virtageモデルと契約方式

BS2500、BS2000、BS320、BS500では、Virtageを標準搭載しており*1、BS2000、BS320ではVirtage (Essentialモデル) としてサーバブレードあたり2LPAR (2論理サーバ) を、BS2500、BS500ではサーバブレードあたり4LPARを無償でご利用いただけます。もちろん、最大構成を利用可能なモデルとして、BS2500、BS500、BS2000ではVirtage(Enterpriseモデル)、BS320ではVirtage (Advancedモデル)をご用意しています。

キャプションを入れてください。
プラットフォーム BS2500
モデル名 Enterpriseモデル Advancedモデル Essentialモデル
サーバブレード BS2500高性能サーバブレード A3
BS2500高性能サーバブレード A2
BS2500高性能サーバブレード A1
BS2500高性能サーバブレード E3
BS2500高性能サーバブレード E2
BS2500高性能サーバブレード E1		 BS2500標準サーバブレード A2
BS2500標準サーバブレード A1
BS2500高性能サーバブレード A3
BS2500高性能サーバブレード A2
BS2500高性能サーバブレード A1
BS2500高性能サーバブレード E3
BS2500高性能サーバブレード E2
BS2500高性能サーバブレード E1
ライセンス 有償
(Enterpriseライセンス)		 有償
(Advancedライセンス)		 無償
(標準添付)
サポートサービス名 BS2500システム装置/LAN-SW/Virtageサポートサービス または
BS2500システム装置/DCB-SW/Virtageサポートサービス
サポートサービス形名 SD-MH1G0-S1LV0　または　SD-MH1G0-S1DV0 (標準時間)
SD-MH2G0-S1LV0　または　SD-MH2G0-S1DV0 (24時間)
キャプションを入れてください。
プラットフォーム BS500
モデル名 Enterpriseモデル Advancedモデル Essentialモデル
サーバブレード BS520Xサーバブレード(B2)
BS520Xサーバブレード(B1)		 BS520Aサーバブレード(A1)
BS520Hサーバブレード(B4)
BS520Hサーバブレード(B3)
BS520Hサーバブレード(A2/B2)
BS520Hサーバブレード(A1/B1)
BS540Aサーバブレード(A1/B1)
BS520Xサーバブレード(B2)
BS520Xサーバブレード(B1)
ライセンス 有償
(Enterpriseライセンス)		 有償
(Advancedライセンス)		 無償
(標準添付)
サポートサービス名 BS500システム装置/FC-SW/Virtage サポートサービス または
BS500システム装置/DCB-SW/Virtage サポートサービス
サポートサービス形名 SD-MH1E0-S1FV0 または SD-MH1E0-S1DV0 (標準時間)
SD-MH2E0-S1FV0 または SD-MH2E0-S1DV0 (24時間)
キャプションを入れてください。
プラットフォーム BS2000
モデル名 Enterpriseモデル Essentialモデル
サーバブレード BS2000標準サーバブレード(E55R4/S4)
BS2000標準サーバブレード(E55R3/S3)
BS2000標準サーバブレード(E55A2)
BS2000標準サーバブレード(E55A1)
BS2000高性能サーバブレード(E57A2)
BS2000高性能サーバブレード(E57A1)
BS2000高性能サーバブレード(AE57E2)
BS2000高性能サーバブレード(AE57E1)
ライセンス 有償
(サポートサービスで提供)		 無償
(標準添付)
サポートサービス名 BS2000 Virtage Enterprise
(必須)		 BS2000 Virtage Essential
サポートサービス形名 SD-MH1B0-VF511A (標準時間) SD-MH1B0-VF512A (標準時間)
SD-MH2B0-VF511A (24時間) SD-MH2B0-VF512A (24時間)
キャプションを入れてください。
プラットフォーム BS320 BS1000
モデル名 Advancedモデル Essentialモデル Virtageモデル
サーバブレード PCI拡張サーバブレード(xC51P5)
PCI拡張サーバブレード(xC51P4)		 AA51V4 (Virtage搭載モデル)
ライセンス 有償
(Advancedライセンス)		 無償
(標準添付) *1		 有償 *2
サポートサービス名 BS320 Virtage BS1000 Virtage
サポートサービス形名 SD-MH130-VF500A (標準時間) SD-MH110-VF511A
(標準時間)
SD-MH230-VF500A (24時間) SD-MH210-VF511A
(24時間)
*1
Virtage搭載可能サーバブレードに標準添付。
*2
サーバブレードの価格に含む。