日立製RAID(HRA380/HRA381)において、下記表に記載したバージョンのWindowsドライバを使用時に以下の問題が発生する可能性があります。
RAIDアダプタ障害によりRAIDアダプタ閉塞後、ハングアップする場合があります。クラスタ構成の場合、本事象が発生するとハングアップによるOSシャットダウン不可の為、クラスタ切替に失敗します。
対象OS | ドライババージョン |
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1.0.2.16以下全て |
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2.0.2.16以下全て |
HRAドライバによるRAIDアダプタ閉塞処理不備の為。
RAIDアダプタ障害が発生した場合、通常HRAファームウェアはマイクロリブート処理を行います。
HRAドライバはマイクロリブートが閾値を超えて発生した場合、RAIDアダプタ閉塞処理を行いますが、Windows Server® 2003の場合、コマンド完了後にOSに完了報告と同時に「次のコマンドの起動許可処理」を行う必要がありましたが、その処理を行っていなかった為、OSの上位ドライバがHRAドライバに対して新たなコマンドを発行することができずハングアップ状態を誘発してしまいました。
以下いずれかの発生条件に該当する場合に上記事象が発生する可能性があります。
次の条件にすべて該当する場合に本現象が発生する可能性があります。
対象モデル名 | 対象形式 |
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BS2000 標準サーバブレードA1/A2モデル | [RAIDボード形名] GV-CA2SRD1N1*/GV-CA2SRD3N1* |
BS320サーバブレードH4/H5モデル | [RAIDボード形名] GG-CA9RCDAN1*/GG-CA9RCDAN2* |
1. 下記のURLに対策版ドライバを掲載いたしましたので、適用をお願いいたします。
2. アップデートにあたりご留意いただきたい事項は以下の通りです。
2013年08月23日 この情報ページを公開しました。