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Hitachi

統合サービスプラットフォーム BladeSymphony

現象

Windows Server® 2003を起動すると、”Windowsへようこそ”の画面が表示されます。この画面のまま、ログオンしない状態で使用すると、メモリリークが発生します。やがてメモリ不足となり様々な現象が発生する可能性があります。

現象例

Windows Server® 2003にログオンしようとしたところ、以下のようなメッセージが表示され、ログオンすることができなくなります。



xx日以内にライセンス認証を行ってください。



*
”xx”は、環境によって異なります。

また、クライアントからサーバーへ接続もできなくなります。

対象Windows プレインストールモデル

下記記載以外のモデルは、対象外となります。

  • BladeSymphony BS1000 Xeonサーバブレード
    2004年9月(x1)〜現行(x4)販売モデル
  • BladeSymphony BS320
    2006年6月(x1)〜現行(x3)販売モデル
  • HA8000シリーズ
    2003年6月(x8)〜2007年1月(xF)販売モデル

対象ソフトウェア

プレインストールモデルに添付されている以下のOSで現象発生します。
OSの種類の確認方法は、下記の"OS種別の確認方法"を参照願います。

  • Microsoft® Windows Server® 2003 R2, x64版
  • Microsoft® Windows Server® 2003 R2, 32ビット版
  • Microsoft® Windows Server® 2003 x64版
  • Microsoft® Windows Server® 2003 32ビット版(SP1)
  • Microsoft® Windows Server® 2003 32ビット版(SPなし)
*
HA8000 1プロセッサならび4プロセッサモデルは初期出荷時から対策適用済です。

発生条件

  • 上記[対象モデル]で[対象ソフトウェア]を使用しており、OS起動後”Windowsへようこそ”の画面のまま、ログオンせずにサーバを使用する。

対策方法

本問題の修正プログラムが含まれる、SP2以降を適用してください。
機種毎のSP2動作確認状況については、以下のページを参照してください。
 http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/OSD/pc/ha/techinfo/wsv/servicepack/wsvsp.html

SP2の適用ができない場合、以下のMicrosoft社のページを参照し、日本語版のHotfixを入手してください。
 http://support.microsoft.com/kb/914061/ja

記事の内容は異なりますが、本件に対する修正モジュールが入手可能です。

リンク先のページ上方にある



 修正プログラムのダウンロード
 この技術情報に対応する修正プログラムのダウンロードのリスト


のリンクをクリックし、画面に従い手順を進めると、指定したメールアドレスに修正モジュールが送付されます。

回避方法について

  • OS起動後”Windowsへようこそ”の画面のままにせず、ログオンした状態で運用してください。
  • 現象が発生した場合、サーバを再起動してください。

[OS種別の確認方法について]

ご使用のOSがプレインストールモデル付属のものかどうかは、以下の方法で確認できます。

  1. スタートメニューから、[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]をクリックします。
  2. [コマンドプロンプト]から、systeminfoコマンドを実行します。
  3. 出力結果の”プロダクトID”を確認し、
     6文字目〜10文字目が、”-OEM-"かつ
     13文字目〜15文字目が、”119”
    であれば、プレインストールモデル付属のOSです。本現象に該当します。

■参考情報(マイクロソフト社サポート技術情報)
文書番号 : 912354
You may experience a system memory leak of private bytes in the Winlogon.exe process on a computer that is running Windows XP or Windows Server 2003
http://support.microsoft.com/kb/912354/en-us

更新情報

  • 2008年11月12日 この情報ページを公開しました。