夕やけの時間が過ぎると、あたりはだんだん暗くなって、夜の時間へとかわっていくね。でも、昼間あんなに明るく輝いていた太陽は、どこにいったんだろう。そのかわり、空には星がたくさん見えるようになる。夜になると暗くなるのはあたりまえだけど、みんなその理由は説明できるかな?
ボールが地球で、電気スタンドが太陽だと仮定して実験してみよう。スタンドの明りをつけると、ボールの光があたっているところは明るく、光があたっていない反対側は暗くなるよね。つまり明るいほうは昼間で、暗いほうは夜になるということなんだ。地球は1日に1回転しているから、太陽の光のあたりかたによって昼と夜が交互にやってくるわけだね。
太陽がしずむと、あたりが暗くなって夜になる。いよいよ星たちの出番だね。空を見あげたとき、最初に見える星を「一番星」とよんでいるよ。とても明るく、めだっているからすぐに見つかるはず。みんなも空を探してみて。美しく輝いている星、それが一番星なんだ。
日没後、西の空で輝いている一番星の正体は、ほとんどの場合「金星」だよ。この星は夜中に見えることはなく、夕方か明け方にしか見えないんだ。太陽がしずんだあとに見えるときは「宵の明星」、太陽が昇るまえ東の空に見えるときは「明けの明星」と呼ばれているよ。
街あかりのない、空気がすんだところで夜空を見あげると、空いっぱいに数えきれないほどの星が輝いているよね。でも、よく見ると色や大きさ、輝きかたが違うんだ。ひと言で星といってもいろいろ種類があるけど、大きく5つの種類に分けられるんだ。
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晴れた日の夜に、空に輝く星たちを見あげることは、とても楽しいし、ずっと見ていてもあきることがないよね。きれいな星をながめていると、あれは何の星だろうと気になることはないかな?夜空に見えている星には、名前がついているんだ。「シリウス」や「カノープス」など、外国語の名前が多いのでちょっとむずかしいけど、それを知ることで、さらに星空の観察が楽しくなるんだね。