スーパーマーケットやデパートには海外から来た製品も日本の製品と同じように並べられているね。
実は、海外から、ものを買って運んでくるには、手続きや手配などやることがいっぱいあるんだ。
海外で買いたいものを見つけたら、買う(輸入する)人は、売る(輸出する)人と話をして、値段や量などを相談してから、「買います(売ります)」という約束をするんだ。
日本国内の場合と違って、言葉や法律、習慣やお金の単位などが違うから、おたがいに誤解のないようにとても慎重に話を進める必要があるんだよ。
約束が無事に終わったら、次にものを運ぶよ。みんなも知っているとおり、日本は海に囲まれた国だから、海外からものを買う場合も、海外にものを売る場合も、海を越えて運ぶ必要があるんだ。だから、船や飛行機を使って運んでいるよ。
運ぶ距離が長くなって時間もかかるようになると、船が事故にあう、悪天候で約束の期日に間に合わない、運んでいる間にものがこわれるなど、いろいろな心配がでてくるんだ。だから、輸入する人も輸出する人も万が一に備えて荷物に保険をかけるんだ。
どの国にもその国に持ち込んではいけないものが決まっていて、空港や港で検査を受ける必要があるんだ。
日本では、拳銃や爆発物などの危険なものや、絶滅の危険性のある動物などの生き物は、輸出や輸入が制限されているよ。
国の出入り口である空港や港で、その国の法律をちゃんと守っているかを検査しているんだ。
海を越えて製品がやってきた!港や空港から、自動車や鉄道に乗り換えて、やっと工場やみんなの周りのお店に到着するんだ。
ものを売ってくれる人や運んでくれる人をはじめ、保険をかける人や、製品をチェックする人などいろんな人に支えられて、海外からものがやってくるんだよ。