みんなの身の回りにあるものの中には、海外からやってきているものがたくさんあるんだ。それらは「貿易」というしくみに支えられて日本まできているよ。
今や、私たちの生活は貿易なしでは成り立たなくなってきているんだ。
貿易とは、海外の人たちとものを売り買いすること。
海外から、ものを買うことを輸入といって、その反対に日本から、ものを海外に売ることを輸出というんだ。
実際、どんなものが輸入されていて、どんなものを輸出しているのか、一緒に見てみよう。次のものを「輸入品」と「輸出品」にわけてみよう!!
出典:財務省「貿易統計」主要輸出入品の推移2011
出典:財務省「貿易統計」主要輸出入品の推移2011
出典:財務省「貿易統計」主要輸出入品の推移2011
出典:財務省「貿易統計」主要輸出入品の推移2011
出典:財務省「貿易統計」主要輸出入品の推移2011
出典:財務省「貿易統計」主要輸出入品の推移2011
日本は、発電や自動車の燃料として使われる石油や石炭、製品の原料として重要な非鉄金属(銅や鉛、アルミニウム)を海外から輸入しているんだ。
これらは「資源」という自然から採れる原材料で、工場などで作ることができないものなんだ。
世界の中でも、資源がたくさん採れる地域とほとんど採れない地域があって、採れない地域の人たちは「資源」を輸入しているんだ。
出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2011」
でも輸入して(買って)ばかりだと、日本にお金がなくなってしまうよね。
日本は、輸入して(買って)きた資源や日本にある資源を上手く利用して、自動車や原動機(エンジン)など、海外の人たちに利用してもらえる製品を作って、それを輸出する(売る)ことで、お金を手に入れているんだよ。
みんなは「食料自給率」って聞いたことあるかな?自分たちの食べるものが自分の国でどのくらい作られているかを表す数字のことなんだ。
日本の食料自給率は約40%で、残りの約60%は海外から輸入しているんだ。日本は、世界の中でも食べ物を多く輸入している国の一つなんだ。
世界中の人たちが、自分の国にたくさんあるものや自分たちで作ったものを必要なものと交換して、足りないものを補い合って生活しているんだね。それを支えているのが貿易のしくみなんだ。
日立も、水をきれいにするための製品や、電気を作るための製品を海外に輸出して、世界中の人たちとの貿易のしくみを支え、お手伝いをしているよ。