今のように電話やインターネットがない時代にも、人々の間で情報のやりとりは行われていたんだ。
通信手段の起源は、人とコミュニケーションをとるための身振り手振り。その後、言葉や文字ができて、絵や文字で情報を伝えるようになってきたんだ。遠くに早く伝達したい場合には、太鼓の音や狼煙なども使っていたんだ。
江戸時代には飛脚と呼ばれる情報の配達屋さんがいて、東京から大阪までの長いきょりも走って配達していたんだ。
出典:通信総合博物館
遠いところにも近いところにも一定の料金で手紙やはがきを送ることができる郵便制度。
日本で始まったのは1871年(明治4年)。1874年(明治7年)には、「万国郵便連合」がつくられ、現在のように世界で郵便制度を利用できるようになったんだ。
電気の技術の進歩とともに、新たな通信手段としてモールス通信や電話が発明されていったんだ。
1912年(大正元年)には、日本で初めて電波を利用した無線電話の実用化に成功。その後、持ち歩けるように開発された無線電話の技術が、現在の携帯電話にも応用されているんだ。
劇的に変化したのは、インターネットの登場から。本を出版したり、番組を作ってテレビで放送するよりも簡単に情報発信できるようになったんだ。調べ物をするときにもインターネットがあると、とても便利だよね。
通信手段は、昔と今を比べるとこんなにちがうんだね。
日立では電話やインターネットなどの情報通信をさらに便利なものにするために、新しい技術開発を進めているんだ。