昔はゴミといっても食べ物の残りなどが多く、そのまま埋め立てても自然に土にもどっていました。しかし、私たちの暮らしが便利になるにつれて、次第にさまざまなゴミが増えてきました。例えば、ジュースのペットボトル、お菓子の包装紙、スーパーのレジ袋などは、便利ですが使い終わるとすぐにゴミとなってしまいます。ペットボトルや包装紙、レジ袋、割りばし、牛乳パック、食品トレイ、びん、缶など・・・。そのまま捨てるだけでは、行き場をなくしたゴミが街にあふれだしてしまいます。
出されたゴミは、地域ごとに集めて燃やしたり、埋めたりして処理されています。しかし、このままゴミを捨て続けていると、焼却するための施設が足りなくなったり、埋め立てる場所(埋め立て地)がいっぱいになったりして、ゴミを処理することができなくなってしまいます。
家庭から出るゴミは「一般廃棄物」とよばれ、日本だけでも1年間に約4,536万トンもあります。一番多かった時と比べてゴミの量は減っていますが、地球の未来のために、もっとゴミを減らす必要があります。
出典:環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成22年度)」