A型肝炎ウイルスに汚染された食物(主に魚介類)や水を摂取することで感染する病気です。
感染すると一過性の急性肝炎を発症し、38℃以上の発熱、全身倦怠、下痢、黄疸症状等が出現します。
途上国に長期(1か月以上)滞在する人、特に60歳以下の場合はワクチン接種が推奨され、一定の間隔で2~3回の接種が必要です。
B型肝炎ウイルスを含む血液あるいは体液と直接接触することにより感染する病気です。
健康な成人の感染では、一過性感染が多く、急性肝炎の経過をとるものと不顕性感染(無症状)となるものがあります。
急性肝炎では、黄疸や全身倦怠感、発熱などの症状をおこし、一部の人は劇症化(急激に悪化)して命を失うこともあります。また、慢性化することもあります。
血液や体液に接触する可能性のある人には特にワクチン接種が推奨され、一定の間隔で2~3回の接種が必要です。
破傷風菌は、土の中に潜んでいて、ケガをすると傷口から感染します。
発病するとけいれんをおこし、死亡することの多い病気です。けがにより命に関わることもあります。
破傷風は発症しても、免疫を獲得せず、予防接種を受けて初めて免疫を獲得します。
破傷風ワクチンは三種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)に含まれ定期接種は1968年開始で、
免疫があっても、最終接種から10年経過した方は、追加接種を推奨し1回の接種で10年間有効な免疫が
付きます。
定期接種未実施者は3回接種が必要となります。
狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれたり、傷口をなめられたりすることで感染する病気です。
全世界に存在しており、発病すると有効な治療はなく、頭痛、発熱から始まり嚥下困難、けいれん等がみられ、呼吸循環不全でほぼ100%死亡します。
動物と直接接触する人、動物の多い地域へ行く人で、近くに医療機関がない地域へ行く人は特にワクチン接種が推奨されます。
感染後に接種する場合もありますが、事前の接種の場合は基本的には3回の接種が必要です。
日本脳炎ウイルスを保有する蚊が人を刺すことによって感染する病気です。
発症すると6~16日の潜伏期間を経て、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状をきたします。
流行地域に長期滞在する人(主に東南アジアでブタを飼っている農村部)には特にワクチン接種が推奨されます。
一定の間隔で2~3回の接種が必要です。既に3回実施している場合は追加接種となります。
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