平安時代末期、鳥羽上皇の寵愛を受けた「玉藻前」という絶世の美女がいた。
しかし上皇は次第に病に伏せるようになり、心配していた家臣たちは、陰陽師の安倍泰成に依頼し、占わせると玉藻前の仕業と見抜く。
「中国では殷の紂王の后、妲己と名のり、周の幽王の后、褒姒と名のり、天竺では班足王の后となり、ことごとく王を惑わし国を滅ぼした九尾の狐。そして今、日本に来て玉藻と名のる」安倍が真言を唱えると、玉藻は苦しみもだえ、形相を変え、ついにその正体を表わして、天空に飛び去って行ったのである。
九尾の狐はその後、那須野原に追いつめられ絶命したものの、巨大な毒石に変化し、近づく人間や動物などの命を奪うようになった。
しかし、玄翁和尚の霊力でその力は弱められ、「殺生石」として今も立っているという。
下絵制作者:北村蓮明氏
平成30年(2018年)日立連合ねぶた委員会ポスター
第53回目の出陣となった2018年(平成30年)、
日立連合ねぶた委員会は「九尾の狐「玉藻前」」で「囃子賞」を受賞しました。
たくさんのご声援、誠にありがとうございました。
「囃子賞」を受賞
◆7月29日(日):「清掃ボランティア活動」を実施しました。
晴天に恵まれた7月29日(日)、日立連合ねぶた委員会は、今年で12回目となるアスパム(ねぶた小屋)周辺地域の「清掃ボランティア活動」を行いました。
日立連合ねぶた委員会関係者とそのお子さん達、約50名が参加した清掃ボランティア活動は、地元地域への日頃の感謝の意を込めて、2007年から実施しています。
今年もお子さんの参加が多く、終始、笑顔の耐えない清掃ボランティア活動となりました。
この活動を通じて、地域貢献活動の意識を高めるとともに、日立連合ねぶた委員会の一層の団結を深めることができました。
清掃ボランティア活動の様子
◆9月15日(土)〜17日(月祝):「日立ねぶたぬりえ展」を開催しました。
9月15日(土)〜17日(月祝)の3日間、青森市の観光物産館アスパム2階エネルギー館・ギャラリーにおいて、「日立ねぶたぬりえ展」を開催し、327名の方にご来場いただきました。
本展示会は、ねぶた祭の伝承を目的に、2006年から日立連合ねぶた委員会が独自に開催し、今回で13回目となります。
今年も青森市内の子どもたちはもとより、全国各地から感性豊かな作品が寄せられ、応募総数は114枚にのぼりました。
たくさんのご応募ならびにご来場、誠にありがとうございました。
日立ぬりえ展の様子