奥州白川の僧・安鎮は、熊野参詣のために山伏の姿となって真砂の庄司のところに宿を借りる。この庄司の娘・清姫を僧はいとおしく想い、大きくなったら妻にして奥州へ連れて行こうなどと言った。娘はそれを誠と思い年頃になった時、いつものように宿を借りる僧に今回こそ陸奥に連れ帰ってほしいとせがんだ。安鎮は娘が本気なのに驚き、ざれ事を悔やんだが参詣が終わると逃げ帰ってしまった。待ちわびた娘は、素通りされたことを知ると飛ぶように後を追い、その一途な想いはいつしか憎悪となり目じりは吊り上り、口は耳まで裂け、口から吐く息は炎と化す蛇体となって道成寺に追い詰めたのである。
2007年(平成19年)下絵
ねぶたに魂が宿り、灯がともる。
熱く、躍動する祭りに参加してほしいと願う。
皆さんの魂で夏の夜空を真っ赤に染めてほしい。
そんな願いをこめて、今年のポスターの背景には色を入れておりません。
また今年は、いまや国際的となったねぶた祭りを象徴し、英語、中国語、韓国語の3ヶ国語でねぶたを紹介したバージョンも作成しました。(下画の右側)
平成19年(2007年)日立連合ねぶた委員会ポスター
平成19年度(2007年度)、日立連合ねぶたが「商工会議所会頭賞(総合4位)」を受賞。
また、昨年に引き続き、「囃子賞」を受賞しました。
ご声援いただき、ありがとうございました。
ねぶた
囃子
海上運行
◆7月20日(金)〜24日(火):「日立連合ねぶた展」を開催しました。
7月20日(金)〜24日(火)の4日間、観光物産館アスパム2階エネルギー館・ギャラリーに於いて、日立連合ねぶた委員会として初めての「日立連合ねぶた展」を開催しました。
今年度の出陣ねぶた「道成寺」の下絵をはじめ、昭和50年代の下絵数点やハネト衣装、日立連合専属囃子方「凱立会」の太鼓、手振鉦、笛の実物を展示した他、「凱立会」の生演奏を披露する等、来場くださったお客様を魅了することができました。
「日立連合ねぶた展」の様子
◆8月24日(金)〜26日(日):「日立ぬりえ展」を開催しました。
8月24日(金)〜26日(日)の3日間、観光物産館アスパム2階エネルギー館・ギャラリーに於いて、昨年に引き続き、「日立ぬりえ展」を開催しました。
この催しは、ねぶた祭りの伝承を目的として日立連合ねぶた委員会が昨年より独自に開催。事前に青森市内の子供たちを対象に募集した結果、多数の応募をいただき、展示することができました。
「日立ぬりえ展」の様子