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オブザーバビリティ
2025年1月22日公開
パッチの適用や問題対策などでホストをメンテナンスする際、何度もサーバを再起動することになり、監視する必要がないイベントが大量に発行されて困ることはありませんか?平時なら大きな問題にならなくても、対応が必要な重要イベントが埋もれて対応が遅れると大問題になることもあるため、ホストをメンテナンスすることが決まったら、事前に監視対象から外す対策をしておくことをおすすめします。
ここでは、統合システム運用管理 JP1を活用して、メンテナンス対象のホストを監視対象から一時的に外す方法をご紹介します。
【使用するツール】
JP1/Integrated Management 3 または システム管理 JP1 Cloud Service/System Management
メンテナンス対象のホストをJP1の監視対象から外すには、フィルターの共通除外条件を使用します。
正しく設定できたかどうかは[イベントコンソール]画面の[コマンド実行]画面で、監視対象外のホストからテスト用のイベントを発行するコマンド(jevsend)を実行して確認できます。イベント発行のコマンド実行後に、イベント一覧に表示されないことを確認することで設定が正しく動作していることを確認できます。
ホストのメンテナンスが終了した後、一時的に監視対象から除外したホストを再度監視対象に戻す方法を説明します。
メンテナンス中のホストから発行されるイベントなど、監視に不要なイベントは表示させないように抑止することで、監視すべきイベントを確認しやすくなります。定期メンテナンスなどを実施する場合に有効です。
最後までお読みいただきありがとうございました。