ページの本文へ

Hitachi

システム運用に役立つ情報を提供システム運用ハック

オートメーション

オンプレミス環境で実行する業務や
クラウドリフトした業務の前後で、
AWS Lambda関数を簡単に実行できるようにする方法

オンプレミス環境で実行する業務やクラウドリフトした業務の前後で、AWS Lambda関数を簡単に実行できるようにする方法

2026年2月18日公開

オンプレミス環境で実行する業務やクラウドリフトした業務の前後で、AWS LambdaなどのFaaS(Function as a Service)を簡単に実行できると、業務の拡張性や柔軟性が高まります。
ここでは、統合システム運用管理 JP1を活用して、オンプレミス環境で実行する業務やクラウドリフトした業務の前後でAWS Lambda関数を実行する業務フローを、ローコードで作成する方法をご紹介します。

1. AWS Lambda関数を実行するための設定を行う(認証・接続、実行設定)

サンプルコンテンツを使って、AWS Lambda関数を実行するための設定を行います。

  1. サンプルコンテンツを入手します。サンプルコンテンツは、サポートサービス契約者様向けホームページで入手できます。
入手するAWS Lambda連携ジョブ(関数の処理結果を待つ同期呼び出し)のサンプルコンテンツ
  実行するサービス 実行定義ファイル
(AWS Lambda関数の実行定義)
サービス連携ジョブ定義ファイル
(AWS Lambda関数を実行するための定義ファイルのひな形)
アイコンファイル
  AWS Lambda(関数の同期呼び出し) sample
_slexecdefAWSLambda_sync.txt
sample
_sljobdefAWSLambda_sync.txt
CUSTOM_PC
_AWSLAMS.gif

MEMO

サンプルコンテンツは、JP1/AJS3 for CSA またはジョブ管理 JP1 Cloud Service/Job Managementをご利用いただいているお客さまが利用できます。

このほかにも、AWS Lambda(関数の処理結果を待たない非同期呼び出し)やAmazon ECS、Amazon BedrockなどのクラウドサービスをJP1から呼び出すためのサンプルコンテンツを提供しています。サンプルコンテンツのラインアップは以下からご確認いただけます。

  1. JP1/AJS3 for CSAにサンプルコンテンツ「実行定義ファイル」をインポートして、AWS Lambda関数の実行に必要な設定を行います。
    JP1/AJS3 for CSAの[実行定義]画面で、[新規作成]ボタンをクリックし、[インポート]ボタンをクリックしてサンプルコンテンツ(sample_slexecdefAWSLambda_sync.txt)を読み込みます。
    設定画面に反映された内容を確認したあと、[登録]ボタンをクリックします。

    設定画面に反映された内容を確認したあと、[登録]ボタンをクリックします。

  2. AWS Lambdaの認証情報や接続情報を設定します。
    AWS環境を利用するための認証情報は、JP1/AJS3 for CSAで管理する方法のほか、ジョブの実行先ごとに個別で管理する方法、一時的な利用の場合はIAMロールを利用する方法があります。お客さまの運用ポリシーによって選択して利用できます。
    認証情報をJP1/AJS3 for CSAで管理する場合は、[認証定義]画面、[接続定義]画面に、お客さまのAWS環境にアクセスするための認証情報、接続情報を設定します。

2. 部品(カスタムジョブ)の定義ファイルを作成する

JP1/Automatic Job Management System 3 - Viewに部品(カスタムジョブ)として登録するための定義ファイルを作成します。
定義ファイルは、サンプルコンテンツ「サービス連携ジョブ定義ファイル」をインポートして、AWS Lambdaの接続情報と実行定義の組み合わせを選択することで簡単に作成できます。

  1. JP1/AJS3 for CSAの[サービス連携ジョブ定義]画面で、[新規作成]ボタンをクリックし、[インポート]ボタンをクリックしてサンプルコンテンツ(sample_sljobdefAWSLambda_sync.txt)を読み込みます。
    AWS Lambdaの接続定義と実行定義の組み合わせを確認して、[登録]ボタンをクリックします。

    AWS Lambdaの接続定義と実行定義の組み合わせを確認して、[登録]ボタンをクリックします。

  2. 作成したサービス連携ジョブ定義を選択して、[定義ファイルを出力]ボタンをクリックします。[定義ファイル出力]画面が表示されるので[カスタムジョブで指定する認証定義のデフォルト値を指定する]をチェックし、リストボックスから認証定義を選択して[出力]ボタンをクリックします。

    作成したサービス連携ジョブ定義を選択して、[定義ファイルを出力]ボタンをクリックします。

お客さま環境で利用できる(選択した認証定義でAWS Lambdaに接続する)サービス連携ジョブ定義ファイルが出力されます。

3. 部品(カスタムジョブ)を業務フローで利用できるように登録する

2.で出力したサービス連携ジョブ定義ファイルとサンプルコンテンツのアイコンファイル(CUSTOM_PC_AWSLAMS.gif)を使って、AWS Lambda関数実行の部品(カスタムジョブ)をJP1/Automatic Job Management System 3 - Viewに登録します。

  1. 出力したサービス連携ジョブ定義ファイルとサンプルコンテンツのアイコンファイルを、JP1/Automatic Job Management System 3 - Viewカスタムジョブ登録ホストの任意の場所に格納します。
  2. コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、ajscsajobregコマンドでサービス連携ジョブを登録します。
    ajscsajobreg -d 定義ファイルのパス -n カスタムジョブ名 -i アイコンファイルのファイル名
    [ジョブネットエディタ]画面の[カスタムジョブ]タブに、登録したサービス連携ジョブのアイコンが表示されます。

    [ジョブネットエディタ]画面の[カスタムジョブ]タブに、登録したサービス連携ジョブのアイコンが表示されます。

4. AWS Lambda関数を実行する業務フローを作成する

  1. [ジョブネットエディタ]画面で、[カスタムジョブ]タブの[(L)]アイコンをドラッグアンドドロップして、実行する処理(ジョブ)を追加します。

    [ジョブネットエディタ]画面で、[カスタムジョブ]タブの[(L)]アイコンをドラッグアンドドロップして、実行する処理(ジョブ)を追加します。

  2. [詳細定義]画面で、関数名やペイロード、終了判定条件などを定義します。

    [詳細定義]画面で、関数名やペイロード、終了判定条件などを定義します。

  3. 先に実行するジョブと、後に実行するジョブを矢印(関連線)でつないで、業務フローを作成します。

    先に実行するジョブと、後に実行するジョブを矢印(関連線)でつないで、業務フローを作成します。

AWS Lambda関数を実行する業務フローをローコードで作成できました。
業務と連携させて実行したいLambda関数が複数ある場合でも、手間をかけずに効率的に業務フローを作成できます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

記載の仕様は、改良などのため予告なく変更になることがあります。