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業務システムをMicrosoft Azureなどのクラウド上で構築する動きが、多くの企業で加速しています。
毎日あるいは定期的に実行が必要な定型業務は自動化して効率化するのが一般的ですが、これは、Azure Virtual MachinesやAzure Batch、Blob StorageやAzure Logic Appsなどを活用したMicrosoft Azure上のシステムにも当てはまります。
また、 Microsoft Azure上の業務システムもオンプレミス環境のシステムと同様に、企業のビジネスを支える重要な基盤のため、システム停止や業務遅延はビジネスに大きな影響を与えます。
業務の効率化と安定稼働を両立させることのできる業務自動化は、クラウド上に業務システムを構築する際にも、もれなく必要な条件と言えるでしょう。

業務自動化の要件


クラウドサービスに限らず業務を円滑に実行するためには、複数システムで実現する複雑な業務であっても、企業や業務ごとの独自ルールに基づいて実行される業務であっても、安定して自動化できることが必要になります。
そのような業務を自動化するためには、複数の業務システムが1つのシステムであるかのようにスムーズに連携し業務が滞ることなく自動実行できること、企業独自のカレンダーや業務ごとの実行条件に合わせて計画的に業務を自動実行できること、業務の実行状況をいつでも把握でき、必要に応じて適切な対処を迅速に行えること、これらが欠かせない要件になります。

実行状況の可視化とリカバリー

対応が必要なメッセージの把握漏れ、対処漏れがないかの確認

  • 業務の進捗状況や遅延を把握できる
  • どの業務で実行が失敗したかがわかり、業務の途中から再実行できる

業務のスケジュールに
合わせた自動実行

発生元ホストから業務システムを特定し、関連メッセージを確認

  • 毎日、毎週、月末などの定型処理の自動化に対応できる
  • 企業独自の休日を含むカレンダーに従って、定期実行・休日振り替え実行ができる

連携する業務の実行制御

連携する業務の実行制御

  • 業務間の複雑な連携も作り込みをしないで自動化できる
  • 実行する処理を、条件によって自動的に変更できる

クラウドで業務を自動化するには


システムをクラウド上に構築する場合も、複数の業務を連携するための実行制御や企業カレンダーに合わせた業務の自動実行を可能にするJP1 Cloud Serviceを利用することで、オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境のシステムを連携して行う業務の自動化や、企業活動にあわせて営業日や休日・夜間に実行する業務の自動化を、効率よく実現できます。

単純な契機での自動実行,複雑に連携する業務を自動化/確実な業務実行,複数のクラウドサービスとの連携

クラウドで業務を自動化するポイント

クラウドで業務を自動化する4つのポイントを、詳しくご紹介します。

Point1

システム全体の業務を実行制御

クラウド上に構築された複数のシステム全体で業務を効率よく実行するためには、業務の自動実行をきちんと制御する必要があります。
JP1 Cloud Serviceは、実行順序が決まっている複数の処理を実行順序どおりに自動実行します。また、先行する処理の実行時間に関わらず、先の処理が終了するのを待って次の処理を開始したり、複数の処理が終了するのを待ち合わせて次の処理を開始したり、処理の実行結果によって、その後に行う処理を自動的に選択して実行したりできます。
さらに、Microsoft AzureのBlob StorageやAzure Functionsなどを活用したクラウドネイティブな業務の実行を含め、一連の業務の自動実行を一元的に管理して制御できます。

複数の業務間の実行制御

注 JP1/Automatic Job Management System 3も使用可能です。

Point2

企業カレンダーに合わせた実行制御

企業の営業日や業務の締め日などに合わせて実行する日が決まる業務を効率よく実行するためには、企業や業務独自のカレンダーに合わせて、業務の自動実行を制御する必要があります。
JP1 Cloud Serviceは、日時を指定した実行だけでなく、営業日だけ毎日、週ごと、月ごとの実行、休日の場合の振り替え実行、業務ごとのスケジュールにあわせた実行、月末最終営業日にだけ実行など、企業活動にあわせてさまざまな実行タイミングで業務を自動実行できます。

企業カレンダーに合わせた実行制御の例

企業カレンダーに合わせた実行制御

注 JP1/Automatic Job Management System 3も使用可能です。

Point3

業務の実行状況可視化と問題発生箇所からの業務再開

業務が正常に動作しているか、異常や遅延が発生していないかなど、業務の進捗状況や遅延を把握することは、システムを安定稼働する上でとても重要です。
JP1 Cloud Serviceは、1つの画面に業務全体の概況や、業務および業務を細分化した処理ごとの実行状況をグラフやアイコンでわかりやすく表示します。業務の進捗状況や状態(正常終了・実行中・異常終了など)の色別表示で、業務の状態を直感的に確認できます。業務が異常終了した場合は、問題解決後に業務が停止したところから再実行できます。 業務全体の実行状況の可視化により、状況把握と対処の迅速化を容易にし、管理者の負担軽減と業務の安定稼働を実現します。

業務の実行状況可視化と問題発生箇所からの業務再開

注 JP1/Automatic Job Management System 3も使用可能です。

Point4

複数のクラウドサービスが連携する業務全体の実行制御
〜帳票クラウドサービスSVF Cloud との連携例〜

複数のクラウドサービスが連携する業務を自動実行する場合、システム間の業務連携と同様に各クラウドサービスで行う処理の順序性や連携する処理の実行条件などを含めた一連の業務全体を一元的に管理し、制御することが必要です。
JP1 Cloud Serviceを活用することで、企業の給与支給日に応じて給与計算処理を行うMicrosoft Azure上のシステムと、帳票の作成や出力を行うSVF Cloud*、文書の保管や管理を行うinvoiceAgent 文書管理*を連携した業務全体を企業カレンダーに従って自動実行することができます。
このようにMicrosoft Azure上のシステムと他のクラウドサービスが連携する業務全体の実行を制御することで、複数システムが関わる業務全体の効率化と安定稼働を実現します。

帳票クラウドサービスSVF Cloudとの連携例

* ウイングアーク1st株式会社が提供するサービスです。
注 JP1/Automatic Job Management System 3も使用可能です。

まとめ

クラウド上のシステムで業務自動化を実現するには、企業独自の営業日や、業務ごとの実行タイミングなど企業活動に合わせて業務を適切に自動実行できる仕組みの構築が不可欠です。

JP1 Cloud Serviceを活用すれば、「ハイブリッド環境のシステム全体の業務連携」、「企業カレンダーに合わせた実行制御」、「業務の実行状況可視化」が可能に。
JP1 Cloud Serviceは、クラウド上で自動実行する業務の運用効率化と安定稼働を実現します。

ウイングアーク1st株式会社

帳票クラウドサービス SVF Cloud

帳票クラウドサービス SVF Cloud

「SVF Cloud」は累積社数28,000社を超える帳票基盤ソリューションの機能をクラウド上で利用することができる帳票クラウドサービスです。日本固有の緻密な帳票はそのままに、さまざまなクラウドサービスと連携させることで、クラウドサービスにおける利便性の高い円滑な帳票運用を実現します。

文書活用ソリューション invoiceAgent 文書管理

文書活用ソリューション invoiceAgent 文書管理

保管から流通までをワンストップで行い、ドキュメントの持つ価値を最大化する最先端のドキュメント管理ソリューションです。AI OCRをはじめとする新たな技術により帳票・文書をデータ化することで、ペーパーレスを強力に推進し、業務効率を向上できます。

お問い合わせ

Microsoft Azure上のシステムとオンプレミス環境のシステムをJP1 Cloud Serviceでつなげてハイブリッド環境の業務自動化と安定稼働を実現についてもっと詳しくお知りになりたい方は、ぜひお気軽に、下記お問い合わせフォームにてご相談ください。

お問い合わせフォーム(日立オープンミドルウェアに関するお問い合わせ)

お問い合わせ内容の記載例:

【お問い合わせ対象】※該当するものを記載してください

  • ジョブ管理 JP1 Cloud Service/Job Management
  • JP1/Automatic Job Management System 3
  • Microsoft AzureとJP1を組み合わせた業務自動化

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