Hitachi Advanced Data Binder 05-10の主なサポート項目は、次の通りです。
AWSやAzureでHitachi Advanced Data Binderを使用する場合、ストレージコスト低減のために、高速なブロックストレージ(Amazon EBS, Azure Managed Disks)をキャッシュとして利用し、安価なオブジェクトストレージ(Amazon S3, Azure Blob Storage)にDBデータを格納可能です。
この構成において、表やインデクスが使用する領域単位でキャッシュサイズを設定できるようになりました。また、DB再起動時にキャッシュの状態を引き継ぐようになりました。
これらにより、検索処理においてキャッシュがさらに活用されるようになるため、検索性能の安定性が向上します。
ウィンドウ関数 LAG/LEAD関数 をサポートしました。
また、1SQL文に指定できるウィンドウ関数の上限を64個に拡大しました。
これにより、他DBMSからHitachi Advanced Data Binderへの移行性が向上し、より複雑な分析が可能になります。
ハッシュ検索の処理において、処理方式を改善しました。
これにより、ハッシュ検索が適用されるSQLについて、さらなる検索性能の向上が期待できます。
B-treeインデクス作成時の処理を改善することで、インデクス作成時に使用する一時領域の容量を従来の1/2に削減しました。
これにより、DBの運用に必要なディスクの使用量を更に削減することができます。
データベースの統計情報を取得していない場合の一部検索処理の効率化を実施しました。