COBOLプログラム全体の「見える化」を支援します。
COBOLソースファイルを解析してプログラムの構造や関係などのソース解析情報を生成します。
解析情報はHTMLファイル形式として出力できます。HTMLファイル中のリンクをクリックすることで関連する解析情報を確認できます。これらの情報によって、COBOL資産の情報が見える化されるので、資産の全体像やプログラム固有の情報を把握できます。
また、COBOL資産のブラックボックス化防止にも役立ちます。
プログラム階層図は、プログラムの呼び出しの階層を表示します。セクション階層図は、セクションの呼び出しの階層を表示します。
これらの階層図は、プログラム構造の調査や保守ドキュメント作成/更新などの情報として活用できます。
ソース解析情報には、COBOL資産全体の情報(プログラム全体数、ステップ数、ステップ数の合計など)、デッドコード情報(未使用のプログラムや制御が渡らない文など)、プログラム固有の情報(呼出元/呼出先プログラム名、登録集原文、セクション、入出力ファイルなど)があります。
主プログラム、副プログラム間で引数の属性や個数などが不一致の場合、プログラム実行後に不具合が発生することがあります。
COBOLソース解析の引数整合性チェック機能を使えば、プログラム実行前に不一致が検出できます。
ソースコードの処理内容を調査するとき、頭の中で実行順序を組み立てなくて済みます。
これまでは分岐が複雑になると、頭の中でプログラムの実行順序を追跡できず、調査漏れなどが発生していました。
これまでは、プログラムの制御構造を理解するためにソースコードを読みながら頭の中で制御構造を組み立てていたため、繰り返し処理や分岐などが複雑に絡み合うと制御構造の理解に時間がかかっていました。
一つのデータ項目を基点に、変数間の値の転記、プログラム間での受け渡しなど、影響の波及する範囲を追跡できます。これによって、プログラム修正前の影響範囲の調査は、手作業による追跡に比べて工数を削減(生産性向上)でき、修正ミスや修正漏れの防止にも役立ちます(品質向上)。
データ影響波及分析では,調査したいデータ項目の名前を指定して,影響範囲を解析します。しかし,数値型や連絡節のデータ項目を調査する場合などは,データ項目の名前だけでは調査したいデータ項目を特定できません。このようなときは、調査対象関連一覧ファイルの出力結果を見て、データ項目の条件を絞り込むことで,調査対象のデータ項目を選択できるようになります。
制御フローを考慮した解析では,データ項目に対する影響調査やソースコードを理解しやすくするために,選択した解析対象に関わる実行文とデータ項目を抽出します。
装置名と物理ファイル名の対応付け情報を入力することで、物理ファイル名を使用しているプログラムの関係を見える化します。物理ファイルを使用しているのはどのプログラムか、調査したいときに役立ちます。
COBOLに関わる各種ファイル内の情報を簡単に情報取得できます。COBOL資産の分析調査や障害調査を効率化できます!
COBOL2002情報抽出コマンドは、Windows版COBOL2002 04-30以降の運用環境、運用開発環境、開発環境向けの各製品で使用できます。