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社会インフラ保守プラットフォーム

漏水監視サービス

漏水監視サービス

高精度な遠隔監視で漏水を早期発見し、
事故リスクの低減と漏水調査業務の効率化を実現します。

漏水監視サービスのご紹介

日立の「漏水監視サービス」のご紹介です。日立の漏水監視サービスの特長である自社開発の超高感度振動センサー、漏水だけを見極める独自のアルゴリズム、そしてIoT通信(LPWA通信)によるデータ送信により、管路の常設監視を実現しました。漏水調査の効率化・可視化により、住民への安心・安全・快適なサービス提供に貢献します。

水道事業におけるお客さまの課題

水道管路老朽化、水道局職員の減少が進んでいます。

  • ① 水道管路の経年化率が年々増加し、2021年は22.1%である*
  • ② 水道事業における職員数が年々減少*

水道管路老朽化により漏水多発が予測されますが、水道局職員不足で対応が難しくなることが予想されます。

私たちが提供できる価値

  • ・ 漏水箇所を絞り込むことで点検作業を8割程度*効率化できます
  • ・ 漏水の早期発見/修繕で道路陥没や他埋設管損傷リスクを低減できます
  • ・ 漏水量低減により造水コストを低減できます
*
当社、試算結果:熟練者による全面漏水調査から当技術により調査個所絞り込みを行った場合の作業効率の向上度合いを算出
[イメージ]従来の漏水調査の「人が音聴棒で調査」の部分の8割程度を漏水監視サービスで業務補完が可能。センサー設置により、作業効率が上昇*

サービス導入による効果

Web上の監視画面で漏水の遠隔監視が可能

[イメージ]監視プラットフォーム画面例

監視画面例

高精度な検知実績

[イメージ]検知率、見逃し率グラフ
*1
一般的なサービス適用エリアでの事例です。検知率、見逃し率は管種、口径、周辺環境等により変動するため、あらゆる設置環境で保証するものではありません。
*2
センサーで「漏水疑いあり」と判定した個所に確定調査を行った結果漏水があった割合
*3
センサーで「漏水疑いなし」と判定した個所に路面音聴調査を行った結果漏水があった割合

漏水監視サービスの概要

[イメージ]漏水監視サービスは、漏水監視センサー、LPWA*通信、監視プラットフォームで構成されます
*
LPWA(Low Power Wide Area):省電力広域無線通信技術

・制水弁に設置した自社開発の漏水監視センサーが漏水点から伝搬してきた振動を計測します。
・計測したデータを漏水監視センサー内に実装した独自アルゴリズムにて解析し、スコアリングします。
・スコアを漏水監視センサーから監視プラットフォームに伝送し、監視画面上に表示します。(システムからメールアラートで連絡することも可能)
・監視画面上では、漏水監視センサーの位置情報とともに漏水の疑い有無を可視化することで、遠隔で管路の状態を常設監視(定期的に計測・通信)します。
・熟練者による定期的な巡回点検が主となっている漏水調査業務の作業効率化が期待でき、漏水エリアの早期発見・管路補修をサポートします。

平常時
常設監視により漏水エリアを早期発見できます。漏水の早期補修により、漏水量の削減・事故防止が期待できます。
災害時
対象エリアの漏水状況を網羅的に把握でき、迅速な復旧対応が可能となります。

漏水監視サービスの特長

高感度・低電力なセンサー

消費電力を抑えたバッテリーで長期間稼働でき、微小な漏水疑いも検知できるセンサーを使用します。

独自アルゴリズム解析による誤検知の防止

人の往来による振動など音聴調査で間違えやすい振動と漏水の振動を独自アルゴリズムで判別するため、より的確に漏水疑いを検知できます。

スピーディーな導入・段階的な拡張が可能

水道管の制水弁に簡単に設置できるセンサーを使用しているため、素早い導入や段階的なエリアの拡張が可能です。

センサー規格

[イメージ]センサー規格

区分 項目 内容
外観 サイズ 60 x 170 mm(本体)
重量 約500g
性能 通信 LPWA通信(LTE-M)、Bluetooth®
材質 樹脂(本体)+アルミ(台座)
電源 一次電池
センサー 超高感度振動センサ(自社開発MEMS)
防水 IP68相当
固定法 強力マグネットにより、仕切弁上部に固定
使用温度 -30〜70度
設置間隔 最大300m(半径150m内の漏水疑いを判定)*
動作期間 5年以上
オプション センサー 各種センサー(地震、傾き、水分等)
*
配管材質は金属管、配管径は300mm以下を想定しています。
配管径300mmより大きな口径でも設置は可能ですが、監視可能距離が短くなります。

よくある質問

導入実績・事例

自治体、漏水調査会社を中心に20件以上の導入実績(2024年3月時点)

 

[リンク]熊本市導入事例

熊本市

独自開発の超高感度振動センサーとアルゴリズムにより、漏水の早期発見・補修をサポート

特集記事

[リンク]日立の人

日立の人

「前例がなければつくればいい」漏水検知センサーでインフラ問題を解決

* 2023年度に漏水監視センサーに名称変更しました

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