信頼の品質や冗長化技術により、システムの安定稼働をサポートします。
「ベースボード管理モジュールBMC」がサーバ内のCPU温度や電圧、冷却ファンの回転数などの稼働状況を監視。サーバ内の部品にエラーを検知した場合には、システム装置前面のLEDを点灯・点滅させることで異常状態を通知します。また、保守会社との電話の問診時に、LEDなどの状況を伝えることで、障害範囲の特定が可能です。 さらに、ハードウェア、OS、ミドルウェアの情報を一括で採取可能な「システム情報採取ツール IT Report Utility」を標準搭載し、障害の特定が困難な場合でも、保守会社による情報収集とスムーズで迅速なシステム復旧を支援します。
データを複数のハードディスクに分散して記録することで、システムとしての高い可用性を確保しています。また、ディスクアレイコントローラボードキャッシュバックアップ付モデルでは、システムへの電源供給が急に停止した場合でも、システムに内蔵されたキャッシュバックアップモジュールがディスクアレイコントローラに電源を供給。キャッシュメモリー内のデータを退避用メモリーに書き込むことで、HDDに書き込み途中のデータの消失を防ぎます。
外部のディスクからシステムを起動できるSANブート機能に対応したモデルを用意。万一、稼働中のサーバで障害が発生した場合でも、異なるサーバからブートディスクを起動するだけでシステムを復旧できます。 日立製FC*1カードとエントリークラスディスクアレイ装置「BR1650」や日立ディスクアレイシステム「Hitachi Unified Storage」で、より高信頼なSAN*2ブート環境を実現します。
ハードディスクなどの部品は、システム装置の組み立て工程の前に受け入れ検査を行います。外観検査だけでなく、厳しい温度・湿度環境に設定した試験機の中でリード・ライトの動作チェックを実施します。
熟練した作業員が検査を通過した部品を使用し、システム装置の構成に沿った作業内容を画面で確認しながら、的確に組み立てます。作業場所では、静電気が電子部品に影響を与えないよう、静電床や静電靴などで、静電気の発生を防いでいます。