ニュースリリース

帝国電機と日立サイハチ社がサウジアラビアにおける
キャンドモータポンプに関するメンテナンスサービス契約を締結

  株式会社帝国電機製作所(代表取締役社長:宮地 國雄／以下、帝国電機)と株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭／以下、日立)の子会社で、サウジアラビア王国(以下、サウジアラビア)において産業機械メンテナンスサービス会社を手がけるHitachi Saihati Engineering Service Co., Ltd. (社長:幸田 暁／以下、日立サイハチ社)は、このたび、サウジアラビアに納入されている帝国電機製のキャンドモータポンプ*と呼ばれる液漏れしない密閉構造のポンプのメンテナンスサービスを、日立サイハチ社が請け負うAuthorized Service Center(公認サービスセンター)契約を締結しました。
  これにより、帝国電機は、サウジアラビア国内でのメンテナンスサービス拠点の現地化という顧客ニーズに対応できることから、同国におけるキャンドモータポンプ事業のさらなる拡大を図ります。また、日立サイハチ社は、帝国電機製のキャンドモータポンプのメンテナンスサービスを取り込むことで、さらなる事業拡大を図ります。

  帝国電機は、キャンドモータポンプの世界トップメーカーであり、サウジアラビアにおいては1998年に製油所向けに数十台を納入して以来、2006年に石油・化学プラント向けに200台以上を納入するなど豊富な実績を有し、累計受注は約1,000台を超えています。これまで、サウジアラビアにおいて納めたキャンドモータポンプのメンテナンスサービスについては現地代理店が行っていました。しかし、顧客からは、サウジアラビア国内にメンテナンスサービス拠点を設置して故障など不測の事態に迅速に対応できる体制を構築することが求められてきました。

  一方日立は、製品・システムのライフサイクル全般にわたるサポート体制を強化することでサービス事業の拡大を図っています。その一環として、日立は、2012年6月に現地企業の70％の株式を取得して日立サイハチ社を設立しました。日立サイハチ社は、サウジアラビアのダンマームに2つの工場を保有しており、サウジアラビアン・オイル・カンパニー向けをはじめとした石油・ガスプラント用圧縮機などの産業機械のメンテナンスサービス事業を展開しています。最近では、2013年10月に、イタリアの産業機械メーカーとメンテナンスサービス契約を締結するなど、自社製に限らない産業機械のメンテナンスサービスの拡大を図っており、サウジアラビアを中心とした中東での現地密着型事業にさらに注力しています。

  今回の契約締結により、帝国電機は、サウジアラビアにおけるキャンドモータポンプのメンテナンスサービスに迅速に対応することができます。また、日立サイハチ社は、サウジアラビアに多くのキャンドモータポンプを納めている帝国電機のメンテナンスサービスを請け負うことで、サウジアラビアでの事業基盤をさらに強化します。

  この契約締結を通じ、帝国電機と日立サイハチ社は、顧客視点のサービスのさらなる充実をめざすとともに、今後も継続して、サウジアラビアを中心とした中東市場での事業拡大を図っていきます。

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キャンドモータポンプ:ポンプとモーターを一体化し、取り扱い液が漏れない完全無漏洩ポンプ。可燃性・毒性のある危険な 液体を扱う化学プラント等で使用される。

お問い合わせ先

株式会社帝国電機製作所

国際営業本部 [担当:大川]
〒110-0015 東京都台東区東上野5丁目2番5号
電話 : 03-3841-8005(直通)

株式会社日立製作所 インフラシステム社

コンポーネント事業部 機械システムエンジニアリング本部 [担当:仁藤]
〒170-8466 東京都豊島区東池袋四丁目5番2号
電話 : 03-5814-5769(直通)

以上