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2011年5月24日
日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」により提供するプライベートクラウド
株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、日本たばこ産業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木村 宏/以下、JT)のITシステムを仮想化技術により統合・集約し、各業務部門に対しPaaS*の形態でサーバやストレージといったITインフラ環境を利用量や信頼性レベルに応じた従量課金のサービスとして提供するプライベートクラウド(名称:「インフラ共通基盤サービス」)を構築し、このたび、本格的にサービス提供を開始しました。今後、2014年までに、JTのおよそ100種あるITシステムのITインフラを、この「インフラ共通基盤サービス」へ順次切り替えていく予定です。
「インフラ共通基盤サービス」の導入による運用・保守の一元管理の実現により、JTグループ全体でより一層のITリソース環境の最適化、システム運用・管理にかかる負荷の低減、ITサービスレベルならびにITガバナンスの向上を見込んでいます。
ITの重要性が高まりつつも、ITシステムへの投資が厳しい状況となる中、不活性なITリソース環境の削減と柔軟なシステム運用を可能とするクラウドコンピューティングの利点が広く認知され、注目が集まっています。その中でも、個人情報、機密情報などを組織外に置くことへの不安などから、手元にクラウド環境を構築し、ITサービスを提供できるプライベートクラウドへの関心が高まっています。
今回、日立は、JTの各部門が個別に構築・運用・管理していた業務システムのハードウェア、ミドルウェアといったITインフラを仮想化技術により統合・集約したプライベートクラウドを構築しました。そして、利用ニーズにあわせ利用期間やITリソース環境の利用量や信頼性レベルを組み合わせたサービスメニューを複数用意し、ITインフラをサービスとしてJTに提供します。これにより、ITインフラ環境の効率的な利用と、迅速な提供環境を実現します。なお、「インフラ共通基盤サービス」を活用することで、インフラ運用プロセスについても標準化され、運用工数のさらなる削減を見込んでいます。
日立は、高い信頼性と安全性を有するクラウドコンピューティング環境を実現するソリューションである「Harmonious Cloud」のメニューのひとつとしてプライベートクラウドソリューションを提供しており、これまで実績を積み重ねてきました。
日立は今後も、高い信頼性と柔軟性を両立しIT資産の最適化に貢献するプライベートクラウドの構築をサポートしていきます。
名称 | 日本たばこ産業株式会社 |
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本社所在地 | 東京都港区虎ノ門2-2-1 |
設立 | 1985年4月1日 |
資本金 | 1,000億円 |
代表取締役社長 | 木村 宏 |
従業員数 | 連結49,665人 単体8,961人 (2010年3月31日現在) |
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 公共システム営業統括本部
カスタマ・リレーションズセンタ [担当:米山、佐々木]
〒136-8632 東京都江東区新砂一丁目6番27号 新砂プラザ
以上