ニュースリリース

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2007年1月11日
日立アプライアンス株式会社

IHクッキングヒーター連動の薄型自動伸縮フードを採用

IHクッキングヒーター対応レンジフードファンの高級タイプを発売

業界初*1の「3段階スライド整流板*2」により、高い捕集性能と清掃性を実現

  日立アプライアンス株式会社(取締役社長:石津 尚澄)は、収納時に吊戸と同じ奥行きに収まり、使用時にはフードが自動的に伸長する、高級タイプのIHクッキングヒーター対応レンジフードファンHE-900SAを2月1日から発売します。
  本製品では、IHなどの上面ヒーターとの連動運転に加え、グリル*3の運転にも連動して、フード下面にある整流板が自動で3段階に移動する「3段階スライド整流板」を新たに採用しました。使用状態に合わせて、吸気口の面積や位置を最適に変えることで、ガスコンロに比べ上昇気流が弱いIHクッキングヒーターでも、蒸気や煙をしっかり捕集します。また、今回同時に発表する200Vビルトイン電気オーブンレンジ*4との連動運転機能も搭載し、デザインや使い勝手も含めて統一性のあるシステムにより、快適な空間を提供します。

型式および発売日

型式	本体幅	本体希望小売価格	発売日	当初月産台数
HE-900SA	900mm	220,500円(税込)	2月1日	1,000台

• * 据え付けには、本体の他に幕板などの部品が必要になります。

新製品の主な特長　＜IHクッキングヒーター対応レンジフードファンHE-900SA＞

1. キッチンの吊戸サイズに合わせた、収納時奥行き375mmの薄型自動伸縮フードを採用

  薄型自動伸縮フードを採用し、収納時は一般的な吊戸と同じ奥行き375mmに収まり、キッチンにすっきりフィットします。また、使用時は自動的にフードが手前に伸長して、しっかり蒸気や煙を吸引します。フード前面は、高品質なステンレス仕上げとしました。

2. 業界初の「3段階スライド整流板」により、高い捕集性能と清掃性を実現

  従来機種*5からフード下面に配置している整流板を、本製品では2枚重ねて配置し、IHクッキングヒーターの使用状態に合わせて、下側整流板が3段階に移動する「3段階スライド整流板」としました。レンジフードファンの「強」「標準」「弱」モード運転時は奥、「グリル」モード時は中間に移動し、常に高い捕集性能(強モード約99％、標準モードでも約94％*6)を実現しました。また、「お手入れ」モード時は手前に移動することで、整流板を清掃しやすくしました。

3. IHクッキングヒーターや電気オーブンレンジとの連動運転が可能

  IHなどの上面ヒーター*7、およびグリルとの連動運転機能を採用しています。また、今回同時に発表する200Vビルトイン電気オーブンレンジとも業界で初めて連動運転します。

4. 使いやすい前面操作と、多彩な運転モードを搭載

  使いやすさへの配慮から、フード前面に操作部を配置し、自照式のスイッチボタンも採用しました。また、通常の運転モードに、新たに24時間換気に対応する「常時」モードを加え、多彩な運転モードを搭載しました。さらに、フード伸縮動作時は、ブザーで報知するなど、安全性にも配慮しました。

*1

2007年1月11日現在。家庭用IHクッキングヒーター対応レンジフードファンにおいて。

*2

整流板とは、フード内部の吸気口の面積を狭くし、吸気スピードを速くすることで蒸気や煙を効率よく捕集する板のこと。

*3

当社のIHクッキングヒーター HT-A20WFS、HT-A9TWFS、HT-A9TFSと組み合わせて使用した場合。

*4

当社の200Vビルトイン電気オーブンレンジ MRO-SK201と組み合わせて使用した場合。

*5

HQ-91SS、HQ-76SS(2006年発売)。

*6

2007年1月11日現在(当社調べ)。

*7

IHクッキングヒーター(レンジフードファン連動タイプ)の上面ヒーターと連動運転させた場合、レンジフードファンは自動的に「標準」モードで作動します。「強」「弱」モードについては、手動操作が必要となります。

需要動向と開発の背景

  近年のオール電化住宅の増加にともなうIHクッキングヒーターの普及拡大を背景に、2006年度のIHクッキングヒーター対応レンジフードファンの需要は、約12万台(前年比約118％)と大幅な拡大が見込まれます。(日立調べ)
  当社でお客様に調査を行ったところ、レンジフードファンについては、デザイン、吸い込み力、清掃性、操作性を重視していることがわかりました。特にIHクッキングヒーター使用者においては、IHクッキングヒーターがガスコンロに比べ上昇気流が弱いことから、レンジフードファンに対して、蒸気や煙をしっかり捕集する性能を求めています。
  そこで、運転状態に合わせて高い捕集性能など基本性能を充実させ、他のビルトイン機器とも連動するIHクッキングヒーター対応レンジフードファンを開発しました。

関連情報

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