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基幹系Linuxシステムの高信頼化を支援する
「Linux信頼性強化サービス」を提供
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫/以下、日立)は、基幹系システムへの適用が本格化しているLinuxに関し、Linuxシステムの高信頼化を支援する「Linux信頼性強化サービス」を10月1日から提供開始します。本サービスは、本年4月から株式会社UFJ銀行(以下、UFJ銀行)の基幹系Linuxシステムに対して提供しているシステム信頼性強化サービスを母体としたもので、障害解析ツールの適用やソースコード解析、Linuxの問題修正モジュールの提供などにより、基幹系Linuxシステムの高信頼化を支援します。
近年、基幹系システムへのLinux適用が本格化するのに伴い、障害発生時の迅速な原因究明や対策を行い、システムの高信頼化を図ることが重要となっています。日立はこれまで、UFJ銀行への信頼性強化サービス適用を含め、システム高信頼化のためのノウハウの蓄積を進めてきました。今回の「Linux信頼性強化サービス」は、これらの取り組みに基づき、市場におけるLinuxシステム高信頼化へのニーズに対応するサービスとして提供するものです。
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本サービスの主な特徴 |
1. 資料取得ツールの適用により効率的な障害解析を実施し、原因究明を迅速化
本サービスでは、LinuxのOS障害発生時に、日立が開発した解析資料(メモリダンプ)取得ツールLinux Tough Dump(以下、LTD)を適用し、障害解析の効率化を図ります。従来は、Linuxに対してメモリダンプ取得処理を追加する必要があり、この処理追加により業務プログラムの動作に影響を与えないかの検証作業が必要でしたが、Linuxに対し処理追加を不要とする方式のLTDを適用することにより、効率的な障害解析を行って原因究明を迅速化します。
2. OSソースコードの高度な解析などにより、迅速な障害対応を実施
本サービスにおいて、OSのソースコードに精通した技術者が障害解析、性能問題の解析などを行い、Linux修正モジュールが存在しない場合は、新たな修正モジュールの作成・提供や運用回避策の提示を行います。ソースコード解析時は、UFJ銀行への適用を通じて蓄積した解析ノウハウも活用し、障害対応の迅速化を図ります。また、これらに加え各種の予防保守や性能ボトルネック解析なども行います。
なお、今後さらなるシステム高信頼化のためのLinuxコンサルテーションやシステム設計・構築サービスも本サービスに含めて拡充し、2007年度までに100システムにサービス提供を行う計画です。
日立は、Linux分野においても統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」をはじめとした日立のサーバ、ストレージ、ミドルウェアを含むシステムトータルでのワンストップで迅速なサービスを提供します。
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価格及び出荷時期 |
サービス名 |
項目 |
内容 |
価格 |
提供時期 |
Linux信頼性
強化サービス |
問題解決支援 |
日立製メモリダンプツールの提供と障害解析、原因調査と対策、回避方法を提示 |
個別見積 |
10月1日 |
性能問題対策支援 |
各種ツールによる性能問題の解析、評価、対策方法の検討、検証、適用 |
予防保守 |
Linuxコミュニティ、他システムの障害事例から取得した予防保守情報の提供 |
Linux個別修正 |
Linux修正用モジュールの作成、及びミドルソフトを含めた動作検証 |
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関連情報 |
Linux Tough Dumpは下記のサイトで公開しています。
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商品名称に関する表示 |
- Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
- その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
| | お問い合わせ先 |
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ プラットフォームソリューション事業部
プラットフォームソリューション企画本部 Linuxビジネス推進センタ [担当:山田・吉澤]
〒212-8567 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地
電話 : 044-549-1169 (ダイヤルイン)