Windows Server 2012 R2 Hyper-V 日本語版 対応情報
こちらのページでは、Windows Server 2012 R2 Hyper-V を利用される場合の2015年8月28日現在、注意事項や制限事項について記載しております。
今後順次追加サポートしていく予定です。随時こちらのページでアナウンスさせていただきます。
Windows Server 2012 R2 Hyper-Vとは
Windows Server 2012 R2 Hyper-Vとは、Windows Server 2012 R2の一部として提供されるハイパーバイザーベースのサーバ仮想化機能です。従来のHyper-Vより、IT コストを削減し、サーバー使用率を向上させ、さらに動的なIT インフラストラクチャを実現することができます。
サポート対象機種
HA8000シリーズ、BladeSymphonyシリーズで、Windows Server 2012 R2対応済みモデル。(Virtage環境では未サポート)
Hyper-Vの使用方法、注意事項詳細について
HA8000シリーズ、BladeSymphonyシリーズでHyper-Vの使用上の注意事項についてはシステム装置に添付の「Server Navigator 取扱説明書 OSセットアップ編」に記載しています。Hyper-V利用時は「Server Navigator 取扱説明書 OSセットアップ編」を必ずお読み下さい。
NICチーミングされているチームに対してHyper-V仮想スイッチを作成した場合の注意事項
Windows Server 2012 R2で、以下のタイミングなどにシステム イベント ログに ID 16945 の警告が出力される場合があります。
- NIC チーミングされているチームを接続先とした仮想スイッチの作成時
- 上記仮想スイッチを使用している仮想マシンの起動および停止時
- 上記仮想スイッチに関連付けられているチーム メンバーのリンク アップ / ダウン
NIC チーミングされているチームに対して仮想スイッチポートを 1つしか使用していない場合や、本イベントログが一度に複数回出力されない場合は、本イベントログは無視しても問題ありません。
詳細については下記マイクロソフト社サイトをご参照ください。
HA8000シリーズ SR-IOV機能とNICチーミング機能について
HA8000シリーズシリーズでSR-IOV機能サポートするLANデバイスは、GQ-CN7841、GQ-CN7823、GQ-CN7824、GQ-CN7M1Tのみとなります。
また、SR-IOV機能設定したLANデバイスのNICチーミング機能は未サポートとなります。
BladeSymphonyシリーズ SR-IOV機能使用時の注意事項
BS520Hx2モデルではコンバージドネットワーク拡張カードを搭載する構成、またはオンボードLANを有する構成においてSR-IOV機能をサポートします。
Windows Server 2012 R2 Hyper-Vを使用したSR-IOV機能とN+1コールドスタンバイ機能の併用はサポートしていません。
BS520Hx2モデルでコンバージドネットワーク拡張カードを搭載する構成、またはオンボードLANを有する構成においてSR-IOV機能を使用する場合は、Web掲載しているEmulex LANドライバをご使用になる必要があります。詳細は、Web掲載のEmulex LANドライバのマニュアルを参照してください。
また、Emulex LANのネットワーク環境の速度を必ず10Gbpsに設定してください。(1Gbps LANスイッチとの接続はサポートしていません。)
HA8000/RS440AL2モデルでHyper-Vを使用する場合の注意事項
HA8000/RS440AL2の2CPU環境において、Hyper-Vの仮想マシンを起動しようとするととNon-Uniform Memory Access(NUMA)ノード設定に関するエラーが表示され、仮想マシンが起動できない場合があります。この問題は、BIOS設定でNUMA OptimizedをDisableに設定することで現象を回避することが出来ます。設定方法は"RS440L2モデルユーザーズガイドBIOS編"をご参照ください。
HA8000シリーズ用Log Monitor(ハードウェア保守エージェント)関連ついて
Hyper-V機能をご使用の場合、Log Monitor(ハードウェア保守エージェント)を管理OS上にインストールしてご使用下さい。
ゲストOSへのインストールは未サポートです。
BladeSymphonyシリーズLog Monitor(ハードウェア保守エージェント)関連ついて
Hyper-V機能をご使用の場合、Log Monitor(ハードウェア保守エージェント)を管理OS上にインストールしてご使用下さい。
ゲストOSへのインストールは未サポートです。
HA8000シリーズ用RAID管理ユーティリティ(Hitachi Server Navigator - Hitachi RAID Navigator)について
Hypver-V機能をご使用の場合、Hitachi Server Navigator - Hitachi RAID Navigatorを管理OS上にインストールしてご使用下さい。
ゲストOSへのインストールは未サポートです。
BladeSymphony用RAID管理ユーティリティ(Hitachi Server Navigator - Hitachi RAID Navigator)について
Hypver-V機能をご使用の場合、Hitachi Server Navigator - Hitachi RAID Navigatorを管理OS上にインストールしてご使用下さい。
ゲストOSへのインストールは未サポートです。
流通ソフトウェアの利用について
Hyper-V環境で使用する上での注意事項がある場合があります。
使用前に各ソフトウェアの開発元にご確認ください。
BladeSymphony/HA8000シリーズ用 UPS管理ソフトPowerChute Business Edition/PowerChute Network Shutdownについて
◎PowerChute Network Shutdownについて
サポートを開始しました。Enterprise Edition を管理OS上にインストールしてご使用ください。
Hyper-V環境においてホストシャットダウン時に仮想マシンがシャットダウンしない事象が発生します。
マイクロソフトの更新プログラムKB2887595により解決しますので適用してください。
◎PowerChuteBusiness Editionについて
管理OS含め、未サポートです。
HA8000シリーズ用UPS管理ソフトPower Monitor H について
◎Power Monitor Hについて
管理OS含め、未サポートです。
BladeSymphony/HA8000シリーズ用
UPS管理ソフトPower Monitor H for Networkについて
サポート開始いたしました。Windows Server 2012 Hyper-V対応版(形名:GVS-ESU9PP3C1N2) PowerMonitor H for Networkを管理OS上にインストールしてご使用ください。
Hyper-V環境においてホストシャットダウン時に仮想マシンがシャットダウンしない事象が発生します。マイクロソフトの更新プログラムKB2887595により解決しますので適用してください。
バックアップの対応について
- テープ装置について
- ゲストOS上から直接テープ装置にバックアップを取得することは出来ません。
CA ARCserve Backup r16.5 for Windowsについて
サポートを開始いたしました。Windows Server 2012 R2対応パッチ(RO63365)が必要となります。
RO63365の適用には前提パッチも必要となります。適用手順については「ご使用上の注意事項(2014.2)」にまとめておりますのでご確認ください。
JP1/VERITAS Backup Exec2012について
JP1/VERITAS Backup Exec2012での対応は未定です。後報します。
日立製作所で動作確認したゲストOSについて
HA8000シリーズ、BladeSymphonyシリーズでは、Hyper-VのゲストOSについて以下について動作確認を実施しております。
- Windows Server 2003 Standard Edition日本語版(SP2)
- Windows Server 2003 Enterprise Edition日本語版(SP2)
- Windows Server 2003 Standard x64 Edition日本語版(SP2)
- Windows Server 2003 Enterprise x64 Edition日本語版(SP2)
- Windows Server 2003 R2,Standard Edition 日本語版(SP2)
- Windows Server 2003 R2,Enterprise Edition 日本語版(SP2)
- Windows Server 2003 R2,Standard x64 Edition 日本語版(SP2)
- Windows Server 2003 R2,Enterprise x64 Edition 日本語版(SP2)
- Windows Server 2008 Standard 32bit版 日本語版(SP2)
- Windows Server 2008 Enterprise 32bit版 日本語版(SP2)
- Windows Server 2008 Datacenter 32bit版 日本語版(SP2)
- Windows Server 2008 Standard 64bit版 日本語版(SP2)
- Windows Server 2008 Enterprise 64bit版 日本語版(SP2)
- Windows Server 2008 Datacenter 64bit版 日本語版(SP2)
- Windows Server 2008 R2 Standard 日本語版(SPなし、SP1)
- Windows Server 2008 R2 Enterprise 日本語版(SPなし、SP1)
- Windows Server 2008 R2 Datacenter 日本語版(SPなし、SP1)
- Windows Server 2012 Standard 日本語版
- Windows Server 2012 Datacenter日本語版
- Windows Server 2012 R2 Standard 日本語版
- Windows Server 2012 R2 Datacenter 日本語版
- WindowsXP Professional (SP3)
- WindowsVista Business 32bit版(SP2)
- WindowsVista Enterprise 32bit版(SP2)
- WindowsVista Ultimate 32bit版(SP2)
- Windows7 Professional 32bit版(SPなし、SP1)
- Windows7 Enterprise 32bit版(SPなし、SP1)
- Windows7 Ultimate 32bit版(SPなし、SP1)
- Windows7 Professional 64bit版(SPなし、SP1)
- Windows7 Enterprise 64bit版(SPなし、SP1)
- Windows7 Ultimate 64bit版(SPなし、SP1)
- Windows8 Enterprise 32bit版
- Windows8 Pro 32bit版
- Windows8 Enterprise 64bit版
- Windows8 Pro 64bit 版
- Windows8.1 Enterprise 32bit版
- Windows8.1 Pro 32bit版
- Windows8.1 Enterprise 64bit版
- Windows8.1 Pro 64bit 版
- Windows10 Enterprise 32bit 版
- Windows10 Pro 32bit 版
- Windows10 Enterprise 64bit 版
- Windows10 Pro 64bit 版
- RedHat Enterprise Linux 7.1 *1
上記以外のゲストOSは未サポートとなります。
Windows ゲストOSのサポート期間は、マイクロソフト社のサポートライフサイクルに従います。マイクロソフト社のサポートライフサイクルは以下URLを参照してください。
- *1 ゲストOSがRedHat Enterprise Linuxの場合仮想ファイバチャネルは未サポートです。