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こちらのページでは、Windows Server 2012 Hyper-Vを利用される場合の2014年6月11日現在、注意事項や制限事項について記載しております。
今後順次追加サポートしていく予定です。随時こちらのページでアナウンスさせていただきます。

Windows Server 2012 Hyper-Vとは

Windows Server 2012 Hyper-Vとは、Windows Server 2012の一部として提供されるハイパーバイザーベースのサーバ仮想化機能です。従来のHyper-Vより、IT コストを削減し、サーバー使用率を向上させ、さらに動的なITインフラストラクチャを実現することができます。

動作環境

1. サポート対象機種

HA8000シリーズ、BladeSymphonyで、Windows Server 2012対応済みモデル。(Virtage環境では未サポート)

2. Hyper-Vの使用方法、注意事項詳細について

HA8000シリーズ、BladeSymphonyでHyper-Vの使用上の注意事項についてはシステム装置に添付の「Hitachi Server Navigator 取扱説明書 OSセットアップ編」に記載しております。
Hyper-V利用時は「Hitachi Server Navigator 取扱説明書 OSセットアップ編」を必ずお読み下さい。

  • * なお、日立製サーバでは、NICのSR-IOV(Single Root I/O Virtualization)機能はサポートしていません。

3. HA8000/RS440 AL2モデルでHyper-Vを使用する場合の注意事項

HA8000/RS440 AL2の2CPU環境において、Hyper-Vの仮想マシンを起動しようとするとNon-Uniform Memory Access(NUMA)ノード設定に関するエラーが表示され、仮想マシンが起動できない場合があります。この問題は、BIOS設定でNUMA OptimizedをDisableに設定することで現象を回避することが出来ます。設定方法は“RS440 L2モデルユーザーズガイドBIOS編”をご参照ください。

4. 仮想ファイバチャネルアダプターについて

仮想ファイバチャネルアダプターは、HITACHI Gigabit Fibre Channel アダプタのドライバ/ユーティリティが以下のバージョン以降でサポートします。

  • ドライバ:4.3.7.1080
  • ユーティリティ:1.0.3.48

上記ドライバ/ユーティリティにあわせてファイバーチャネルアダプタのファームウェアを更新する必要があります。
適切なファームウェアバージョンの詳細は「HITACHI Gigabit Fibre Channel アダプタ ユーザーズ・ガイド(サポートマトリクス編)」を参照願います。

仮想ファイバチャネルアダプターを使用する場合、NPIV(N-Port ID Virtualization)に対応したファイバチャネルスイッチが別途必要になります。

HITACHI Gigabit Fibre Channel アダプタのNPIV動作モードを有効に設定する必要があります。

Hyper-Vの仮想マシンに割り当てるファイバーチャネルアダプターのポートのアドレス設定には、以下の制約があります。

  • ワールドワイドノード名(WWNN)として以下の設定はできません。
    • "0000000000000000"(全て0)
    • "FFFFFFFFFFFFFFFF"(全てF)
  • ワールドワイドポート名(WWPN)として以下の設定はできません。
    • "0000000000000000"(全て0)
    • "FFFFFFFFFFFFFFFF"(全てF)
    • 物理ポートと同一のワールドワイドポート名
    • 同一仮想マシンの異なるファイバーチャネルアダプターまたは同一ホストOS内の別の仮想マシンのファイバーチャネルアダプターで既に使用されているワールドワイドポート名

その他の使用上の注意事項を含めた詳細は「HITACHI Gigabit Fibre Channel アダプタ ユーザーズ・ガイド(Windowsドライバ編)」Rev.125以降の「Windows Server 2012 Hyper-V 仮想ファイバーチャネル」を参照してください。

5. HA8000シリーズ/BladeSymphony Log Monitor(ハードウェア保守エージェント)について

Hyper-V機能をご使用の場合、Log Monitor(ハードウェア保守エージェント)を管理OS上にインストールしてご使用下さい。ゲストOSへのインストールは未サポートです。

6. HA8000シリーズ/BladeSymphony RAID管理ユーティリティ(MegaRAID Storage Manager)について

Hyper-V機能をご使用の場合、RAID管理ユーティリティ(MegaRAID Storage Manager)を管理OS上にインストールしてご使用下さい。ゲストOSへのインストールは未サポートです。

7. HA8000シリーズ/BladeSymphony RAID管理ユーティリティ(Hitachi Server Navigator - Hitachi RAID Navigator)について

Hyper-V機能をご使用の場合、RAID管理ユーティリティ(Hitachi Server Navigator - Hitachi RAID Navigator)を管理OS上にインストールしてご使用下さい。ゲストOSへのインストールは未サポートです。

8. 流通ソフトウェアの利用について

Hyper-V環境上での注意事項がある場合があります。使用前に各ソフトウェアの開発元にご確認ください。

9. HA8000シリーズ用UPS管理ソフトPowerChute Business Edition/PowerChute Network Shutdownについて

PowerChute Business Editionについて
管理OS含め、未サポートです。
PowerChute Network Shutdownについて
サポートを開始しました。Enterprise Edition を管理OS上にインストールしてご使用ください。

10. HA8000シリーズ用UPS管理ソフトPower Monitor H について

管理OS含め、未サポートです。

11. HA8000シリーズ/BladeSymphony用UPS管理ソフトPower Monitor H for Networkについて

サポート開始いたしました。Windows Server 2012 Hyper-V対応版(形名:GVS-ESU9PP3C1N2) PowerMonitor H for Networkを管理OS上にインストールしてご使用ください。

12. バックアップの対応について

テープ装置について
ゲストOS上から直接テープ装置にバックアップを取得することは出来ません。

13. CA ARCserve Backup r16.5 for Windowsについて

CA ARCserve Backup r16.5 for Windowsについて、サポートを開始しました。
2012/04/26時点のサポート機種はHA8000/xM1,xL2モデル(2012年11月〜)以降のモデルが対象です。(過去機種サポートについては検討中)
その他、主な制限は下記2点です。

  • Synthetic Fibre Channel(仮想FC)未サポート
  • Single Root I/O Virtualization(SR-IOV)未サポート

14. CA ARCserve Backup r16 for Windowsについて

CA ARCserve Backup r16 for Windowsについて未サポートとなります。
CA ARCserve Backup r16 for WindowsでのWindows Server 2012の対応予定はございません。

15. JP1/VERITAS Backup Exec2012について

JP1/VERITAS Backup Exec2012での対応は未定です。後報します。

16. 日立ミドルウェアの対応について

日立ミドルウェアのWindows Server 2012対応状況については以下を参照願います。
Hyper-V環境での使用に関しては、お問い合わせください。

日立製作所で確認したゲストOS

HA8000シリーズ、BladeSymphonyでは、Hyper-VのゲストOSについて以下について動作確認を実施しております。

  • Windows Server 2012 Standard 日本語版
  • Windows Server 2012 Datacenter日本語版
  • Windows Server 2008 R2 Standard 日本語版(SPなし、SP1)
  • Windows Server 2008 R2 Enterprise 日本語版(SPなし、SP1)
  • Windows Server 2008 R2 Datacenter 日本語版(SPなし、SP1)
  • Windows Server 2008 Standard 64bit版 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2008 Enterprise 64bit版 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2008 Datacenter 64bit版 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2008 Standard 32bit版 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2008 Enterprise 32bit版 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2008 Datacenter 32bit版 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2003 R2,Standard x64 Edition 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2003 R2,Enterprise x64 Edition 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2003 R2,Standard Edition 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2003 R2,Enterprise Edition 日本語版(SP2)
  • Windows Server 2003 Standard x64 Edition日本語版(SP2)
  • Windows Server 2003 Enterprise x64 Edition日本語版(SP2)
  • Windows Server 2003 Standard Edition日本語版(SP2)
  • Windows Server 2003 Enterprise Edition日本語版(SP2)
  • Windows8 Enterprise 64bit版
  • Windows8 Pro 64bit 版
  • Windows8 Enterprise 32bit版
  • Windows8 Pro 32bit版
  • Windows7 Professional 64bit版(SPなし、SP1)
  • Windows7 Enterprise 64bit版(SPなし、SP1)
  • Windows7 Ultimate 64bit版(SPなし、SP1)
  • Windows7 Professional 32bit版(SPなし、SP1)
  • Windows7 Enterprise 32bit版(SPなし、SP1)
  • Windows7 Ultimate 32bit版(SPなし、SP1)
  • WindowsVista Business 32bit版(SP2)
  • WindowsVista Enterprise 32bit版(SP2)
  • WindowsVista Ultimate 32bit版(SP2)
  • WindowsXP Professional (SP3)

上記以外にマイクロソフト社がサポートしているゲストOS もインストール可能ですが、インストールや動作についてはサポートの対象外となります。