Windows Server 2003 環境でWindows Management Instrumentation(WMI)のクラスが足りない場合がある現象について
Windows Server 2003環境でWMIクラスがいくつかOSに正しく登録されていない場合があります。
本現象は、Windows Server 2008適用環境では発生しません。
WMIスクリプトを利用してパーフォーマンスを監視できないなどの影響があります。
以下手順を実施し現象に該当しているか確認してください。
(1) 管理者でWindowsにログオンし、スタートメニューから[コマンドプロンプト]を開きます。
(2) 以下のコマンドを実行します。
wmic /namespace:\\root\cimv2 class Win32_PerfRawData_PerfProc_Process
"利用できるインスタンスがありません。"と表示された場合、以下対応が必要になります。
Win32_PerfRawData_PerfProc_Processクラスに関する情報が表示された場合、現象に該当していないので対応は必要ありません。
BladeSymphony BS320 Xeonサーバブレード
C51x3
HA8000シリーズ
2005年12月(xD)販売モデル
2007年11月(xG)販売モデル、2008年5月(xH)販売モデル
BladeSymphony BS2000 Xeonサーバブレード
E55x1
BladeSymphony BS1000 Xeonサーバブレード
A51x4
BladeSymphony BS320 Xeonサーバブレード
C51x3、C51x4
HA8000シリーズ
2008年12月(xH)販売モデル
BladeSymphony BS2000 Xeonサーバブレード
E55x1:2009年7月生産分より
BladeSymphony BS1000 Xeonサーバブレード
A51x4:2009年7月生産分より
BladeSymphony BS320 Xeonサーバブレード
C51x3、C51x4:2009年7月生産分より
HA8000シリーズ
2008年12月(xH)販売モデル:2009年9月生産分より
必要に応じて以下手順を実施ください。
回復手順実施中は、WMIサービスを利用しているアプリケーションやサービスが一時的に使用できません。
(1) 管理者でWindowsにログオンします。
(2) [スタートメニュー] - [管理ツール] - [サービス] から、"Windows Management Instrumentation"
サービスを停止します。
サービスを停止時にWMIを使用する他のサービスを一緒に停止するか聞かれる場合があります。他のサービスを一緒に停止するか聞かれた場合は、それらサービスも一緒に停止してください。
(3) スタートメニューから[コマンドプロンプト]を開きます。
(4) コマンドプロンプトで、wmiadap /fコマンドを実行します。
(5) コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
cd %SystemRoot%\system32\wbem
mofcomp /AUTORECOVER scm.mof
(6) OSを再起動します。
(1) 管理者でWindowsにログオン、スタートメニューから[コマンドプロンプト]を開きます。
(2) 以下のコマンドを実行します。
wmic /namespace:\\root\cimv2 class Win32_PerfRawData_PerfProc_Process
Win32_PerfRawData_PerfProc_Processクラスに関する情報が表示されれば、問題は解決しています。