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待望の「10年」保守、長期保守対応モデル

プラント制御や監視などの産業用コンピュータや、医療機器・通信機器などに利用されている組み込み用コンピュータにおいてもオープンシステム化が進んでおり、PCサーバをそのまま産業用・組み込み用コンピュータとして利用されるお客さまが増えています。
産業用・組み込み用コンピュータは、装置設備や利用環境から長時間(10年間程度)の継続的な安定稼働を要求されています。

このようなご要望にお応えするため、日立のx86サーバ(BladeSymphony BS500/HA8000シリーズ)では、最長10年間のハードウェア保守サービスの提供を実現しました。 サーバシステムのライフサイクルを延ばすことでシステム入れ替えに伴う更新費用を大幅に低減できます。

長期保守対応モデルとは

サーバを10年間、安心して使用できます。

長期保守対応モデル概要

長期間ご使用いただくために、納入後タワーサーバは5年目、ラックサーバ/ブレードサーバは6年目に定期部品交換をすることにより、最長10年までハードウェア保守サービス提供を可能にしたモデルです。

図:長期保守対応モデル概要図。

*1
無保証期間中のハードウェア保守対応時間は、各装置および各モデルにより異なります。
*2
環境温度40℃での動作に対応するモデル・構成については、弊社担当営業にお問い合わせください。
*3
保守延長対応できません。

定期部品交換作業

定期部品交換作業は、一括交換にて実施します。なお、お客さまのご都合により分割交換の場合は、別途追加費用が必要となります。
交換済みの部品は、回収させていただきます。

ただし、内蔵ハードディスクについては、交換作業時にお客さまからご依頼があれば回収せずにそのまま引き渡します。
また、オプションサービスとして「データ消去サービス」と「HDD破壊サービス」もご用意していますので必要に応じてご契約ください。

定期交換部品の交換作業について

<長期保守対応モデルの場合>

本交換作業は、別売の「ハードウェア保守サービス」に含まれています。なお、交換作業時はシステム停止(電源OFF)が必要となります。

<おまかせ安心長期モデルIIの場合>

本交換作業は、本製品(モデル)に含まれています。なお、交換作業時はシステム停止(電源OFF)が必要となります。

主な定期交換部品および目安一覧
  HA8000 BS500
システム装置 サーバブレード サーバシャーシ
BS520H BS520X
主な定期交換部品
  • マザーボード
  • 電源ユニット/ファン
  • 内臓ハードディスクなど
  • メインボード
  • 内臓ハードディスク
  • 各種拡張カードなど
  • 内臓ハードディスク
  • 各種拡張カードなど
  • 電源モジュール
  • ファンモジュール
  • 各種スイッチモジュールなど
作業時間*2(目安) 約150分/台 約210分*3*4
ブレード
約100分*3*4
ブレード
約300分*3
シャーシ
*2
作業時間は目安であり、システム構成・設置環境により異なる場合があります。
*3
作業の対象ブレードは停止し、対象外ブレードは稼働状態にて実施します。
*4
BS500においては、例えばサーバシャーシとサーバブレードBS520H(3式)の場合は、約300分+(約210分×3式)=約930分が必要となります。なお、作業時間が長時間必要となった場合、分割交換させていただく場合があります。

定期部品交換時の作業分担

データのバックアップ・リストアおよびシステム停止・起動などは、お客さま作業となります。(下図参照)

図:定期部品交換時の作業分担

定期部品交換作業までの流れ

タワーサーバでは納入後4年目に、ラックサーバ/ブレードサーバでは納入後5年目に
それぞれ(株)日立製作所よりお客さまへご連絡のうえ、日程調整させていただきます。

図:定期部品交換作業までの流れ

対象製品

下記、形名以外は対象外となりますので、ご注意ください。

BladeSymphony BS500 長期保守対応モデル(10年)
機種名 形名
サーバシャーシ GG-SRE3A1TRN1
サーバブレード(BS520H) GGAGC0B3-R□□□□□□
サーバブレード(BS520X) GGAGE0B1-E□□□□□□

HA8000シリーズ 長期保守対応モデル(10年)

ハードウェア保守期限について

本製品は、タワーサーバは5年目、ラックサーバ/ブレードサーバは6年目に定期部品交換を実施することにより、最長10年間のハードウェア保守サービス提供を可能にしたモデルです。
したがって、機器納入時に添付している保証書には "ハードウェア保守サービス期限は、納入後7年間" と記載されていますが、タワーサーバは5年目、ラックサーバ/ブレードサーバは6年目の定期部品交換を実施の際にハードウェア保守期限延長証明書を発行させていただきますのでご了承ください。

「長期保守対応モデル」における各種注意事項

<BS500/HA8000共通>

  • 「長期保守対応モデル」の設置環境温度は、BS500=5〜28℃(動作時)、HA8000=10〜28℃(動作時)です。
  • 「長期保守対応モデル」は、システム装置またはサーバ内の温度制御のため、「標準モデル」に比べてファンが高速に回転する場合があります。このため、動作音の程度が大きくなる可能性があります。
  • 「長期保守対応モデル」のハードウェア保守サービス提供期間は、機器納入後10年間ですが前提条件として次の3つが必要となります。
    • <3つの前提条件>
      1. 本製品をご購入と同時に「ハードウェア保守サービス」のご契約
      2. お客さま登録
      3. 6年目に「定期部品交換の一括交換作業」の実施
  • ハードウェア保守サービスの対象はハードウェアのみです。OSのサポートが必要な場合は、別途サポートサービスをご契約ください。
  • 「長期保守対応モデル」の定期部品交換作業において、ハードディスクに保存されているデータのバックアップおよびリストアについては、対象外となります。
  • 「長期保守対応モデル」では、製品搭載または添付しているドライバ、ファームウェア、BIOS、ソフトウェア等のアップデートに関して、購入後6年目以降、サービス提供できない場合があります。
  • 保守部品については、部品調達の都合により同等品となる可能性があります。

<BS500のみ>

  • 「長期保守対応モデル」のサーバシャーシにサーバブレードを増設する場合、保守サービス期間はサーバシャーシの期間に準じます。ハードウェア保守サービス期間内であっても、ファームウェア、ドライバ、ユーティリティ等の改良版を提供できない場合があります。

<HA8000のみ>

  • 「長期保守対応モデル」の内蔵オプション増設(現地増設用形名)は、サポートしていません。
  • 「長期保守対応モデル」では、内蔵バックアップデバイスをサポートしていません。別途、必要に応じて外付けバックアップ装置のご購入ください。

お申し込み方法

お客様登録については、下記よりお問い合わせください。