これまで、異なるストレージデバイスが混在した環境では、機種ごとに異なる管理ツールを使用していました。このため、ディスクリソースの管理・運用には、多大な労力と、各種OS、DBMS、ストレージに関する広い専門知識が必要でした。
ストレージハードウェア管理 Device Managerでは、管理者にとって分かりやすい「論理グループ」という概念を導入することによって、各ストレージデバイスのハード構成や物理的なストレージリソースの管理・運用を簡素化することができます。
日立の各種ストレージ装置が提供するストレージリソースを、統一したGUIにより一元的に管理できる快適な操作性を実現。さらに、ストレージ装置の障害状況や構成変更を一台のコンソールで一元管理できるため、万一の障害にも迅速に対応できます。タスク指向のGUIを提供し、操作の習得が容易になりました。
「ストレージ装置別」「サーバ別」「グループ別」など、さまざまな視点でストレージリソースやハードウェア構成を一元管理できます。また、ストレージリソースを利用者の権限に応じて分割管理できるため、データセンターでの運用にも適しています。
ストレージ階層仮想化(Dynamic Tiering)やボリューム容量仮想化機能(Dynamic Provisioning)により作成されたストレージプールや、ストレージデバイス仮想化機能(Universal Volume Manager)によりさまざまなストレージ装置のボリュームが論理的にマッピングされたハードウェアを、GUIから一元的に操作できます。
ストレージハードウェア管理Device Managerは、SAN/NAS環境に接続された異機種ストレージシステムの物理的なリソースの管理の簡素化を実現するため、以下の機能を提供します。
タスク指向の使いやすいGUIによりシンプルなオペレーションでストレージのボリューム割当て、状態監視といった日常のストレージ管理ができます。
ログイン後にダッシュボードを表示し、アラートやタスクの状態、ストレージの割当状況のサマリーレポートを表示しストレージシステム全体の状況を容易に把握できます。
ユーザ別、サービス別など、理解しやすい論理グループを作成し、ユーザの目的に合わせてホストやボリューム の管理をすることができます。また、同一ポートからアクセス可能なボリューム群や、ホストに対して同一のアクセス制御を持つボリューム群を容易に作成し、グループ化することができます。
定期的にストレージ装置の状態やストレージリソースの構成を監視します。ストレージ装置に障害が発生したり、ストレージリソースの構成が変更されたりすると、管理コンソールに情報を通知します。これにより、管理者は迅速にストレージ装置の状態を把握することができます。
管理コンソールのほかに、コマンドラインによるインターフェースを提供します。これにより、ストレージの構成管理をバッチ処理によって自動化することも可能です。