データ入出力パス管理 Dynamic Link Managerは、サーバからストレージまでのデータ入出力パスを多重化することによって、データアクセスにおけるボトルネックを解消し、SANを構成する要素の一つであるデータ入出力パスを冗長化することによって信頼性を向上させます。
日立は従来のメインフレーム開発での経験・ノウハウを活かした、高性能、高信頼性を実現する Dynamic Link Manager の導入をご提案します。
磁気ディスクの記録密度の向上やストレージコンソリデーションによって、ストレージが提供するストレージ容量はますます増大します。ストレージにアクセスするためのデータ入出力パスを多重化して帯域幅を拡大することによって、ストレージの処理性能を最大限に引き出し、スループットを向上させることができます。
これまでは、データ入出力パスがネックとなり、ストレージの容量集積度を上げることができず、複数のストレージにデータを分散させていました。このため、ストレージの製品コストや運用コストを最適化できませんでした。データ入出力管理 Dynamic Link Manager を適用することによって、ストレージコンソリデーションを加速することができ、コストパフォーマンスを向上させることができます。
ストレージには、データの喪失を防止するための様々な技術が組み込まれています。しかし、ストレージ本体の信頼性が向上しても、データ入出力パスが障害になれば、データへのアクセスは閉ざされ、企業システムは停止してしまいます。Dynamic Link Managerを適用することによって、データ入出力パスの障害による企業システムの停止を避け、安定稼働を確保することができます。
サーバからストレージまでの使用可能な複数のパスを同時に使用することにより、入出力時の負荷を分散し、ストレージへのアクセス性能を向上します。
障害が発生したパスを閉塞し、正常なパスに自動的に切り替えてデータの入出力を継続することにより、サービス停止を回避し、ストレージシステムの信頼性を向上します。