SMAを有効にしているWindowsホストに対するSNMPクエリがタイムアウトまたは失敗することがあります。この現象の対策方法を以下に示します。
低
Microsoft Windows Serverオペレーティングシステムを実行し、Agentless Management Service (AMS) バージョン1.40.0.0〜2.10.0.0が搭載され、System Management Assistant (SMA) 機能が有効になっている装置に対するMicrosoft Windows ServerオペレーティングシステムのIPアドレスのOEM-MIBへのSNMPクエリがタイムアウトして失敗することがあります。
この問題は、Integrated Lights-Out (iLO 5) のIPアドレスに対するSNMPクエリには影響しません。以下に、SNMPクエリのタイムアウトまたは失敗の例を示します。
c:\snmputil walk localhost public .1.3.6.1.4.1.232.6
End of MIB Subtree.
c:\snmputil walk localhost public .1.3.6.1.4.1.232.6
error on SnmpMgrRequest 40.
また、以下のようなエラーがProgramFiles\OEM\AMS\Logs\SMA.logファイルに記録されることがあります。
03/26/2019 20:07:40.517, [Error ], |Query_iLO|, iLO communication error encountered! Restarting connection.
03/26/2019 20:07:53.518, [Warning ], |QueryRawSNMP|, Cannot obtain mutex to query iLO SNMP.
03/26/2019 20:07:53.518, [Warning ], |SnmpExtensionQuery|, Unable to respond to SNMP request.
03/26/2019 20:07:56.705, [Error ], |Thread_ListenToSnmpQuery|, Failed to get response from iLO. Responded with all-zero to caller.
以下のようにして、バッチファイルを作成して実行します。
注:バッチファイルを使用するには、現在ログインしているアカウントに、バッチファイルを実行するためのWindowsの適切な管理者権限が必要です。 また、サーバにHP Lights-Out Online Configuration Utility for Windows x64 Editionsがインストールされていることが前提となります。コマンドラインでappwiz.cplと入力し、ソフトウェアがリストに表示されるかどうか確認してください。 ソフトウェアがリストに表示されない場合は、SPHを使ってインストールしてください。
Agentless Management Service (AMS) バージョン 2.12以降へアップデートしてください。
最新のAMSは次の日立Webページよりダウンロードしてください。
AMSのアップデートは、オンラインで可能です。作業時間は、1台あたり約10分です。(当該ユーティリティのみ更新した場合)
対象装置 | RV3000 A1 |
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Microsoft Windows Serverオペレーティングシステムを実行し、Agentless Management Service (AMS) バージョン1.40.0.0〜2.10.0.0が搭載され、System Management Assistant (SMA) 機能が有効になっている装置に対するMicrosoft Windows ServerオペレーティングシステムのIPアドレスのOEM-MIBへのSNMPクエリが発行された場合
AMSバージョン1.40.0.0〜2.10.0.0
Microsoft® Windows Server® 2019
Microsoft® Windows Server® 2016
2022年1月28日(更新):対象OSの情報を更新しました。
2021年12月24日(更新):対策方法と対象バージョンを追記しました。
2020年1月31日(公開)
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