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2024年7月25日
株式会社日立製作所

日立社員が第66次南極地域観測隊員に選任


左:南極地域観測の中心となる昭和基地の画像、右:昭和基地内に設置された発電機制御盤の画像
(写真提供:国立極地研究所)

 

株式会社日立製作所(以下、日立)の社員である田村 旺大(たむら あきひろ)が、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所(以下、極地研)の第66次南極地域観測隊員に選任されました。田村は、2024年7月1日より極地研の職員として勤務を開始しており、国内で南極越冬業務に向けた訓練を重ね、2024年12月に南極に向けて出発予定です。

南極地域観測は、南極条約に基づく国際協力のもと国が実施する事業であり、1957年以来、60年以上にわたって実施されています。日本の活動拠点となる昭和基地では、幅広い分野で観測活動が続けられており、地球環境問題が深刻化する昨今、その活動の重要性はますます増しています。1967年の第8次隊以降、日立は南極地域観測隊へ協力し、今回の第66次隊を含め、日立グループ延べ47名を派遣してきました。現在、第65次隊として田端 志野(たばた しの)が観測隊に参加し、南極の地で活躍しています。

今回第66次隊に選任された田村は、2024年12月に日本を出発し、越冬隊員として1年超にわたり南極で任務にあたり、2026年3月に帰任予定です。南極では設営系機械チームの隊員として、昭和基地の発電機制御盤を中心としたさまざまな機械設備のメンテナンス・保守管理を行います。電力の安定供給は南極地域観測隊の観測・研究活動はもちろんのこと、隊員の生活維持にも欠かせないものです。これまでの業務経験で培った電力設備インフラの品質制御に関する知見を活かし、昭和基地のインフラ維持に貢献して参ります。

日立は、今後も、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、これまで培ってきた先端技術やノウハウの提供を通じて極地研の南極観測活動に協力し、地球環境の保全と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 

隊員に選任された田村 旺大(たむら あきひろ)のプロフィール

本人の写真

2017年日立製作所入社。制御プラットフォーム品質保証本部に所属し、大みか事業所(茨城県 日立市)で製造される社会インフラ製品に使用される購入部品の品質保証業務に従事。2017〜2018年には鉄鋼圧延制御システム制御盤、2024年からは水力発電システム制御盤の品質保証業務にも従事。

<田村からのコメント>
「入社以来希望してきた南極地域観測隊への派遣が決まり、非常に嬉しい半面、身の引き締まる思いです。日々の業務で培ってきた技術や知見を生かして貢献できるよう、出発まで訓練に励んで参ります。職場の観測隊経験者から、現地では発電機制御盤の保守以外にも幅広い業務に従事すると聞いており、国内ではできない経験や見られない景色に、今からワクワクしています。1年超という長期の任務になりますが、安全第一で取り組んで参ります。」

 

南極観測パートナー企業認定制度について


    認定企業 ロゴマーク

日立は、長年、南極地域観測事業に顕著な貢献を継続している企業として、極地研より「国立極地研究所 南極観測パートナー企業」に認定されています。

南極観測パートナー企業認定制度に関するWebサイト:
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/partnership/partner.html

【 お問い合わせ先 】

株式会社日立製作所 社会ビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部
制御システム総合お問い合わせフォーム:https://www.hitachi.co.jp/controlsys-inq/



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