Red Hat Enterprise LinuxのNFSサーバ上で/proc/net/rpc/*/channelファイルにアクセスすると、NFSクライアントからのアクセスがハングアップすることがあります。
対象バージョンの IT Report Utility(システム情報採取ツール:以降、ITRU)のsystoruコマンドを実行するとこのファイルへのアクセスが発生するため、NFSサービスハングアップの事象が発生することがあります。
AA
次の条件のすべてに該当する場合に、本現象が発生することがあります。
Red Hat Enterprise Linuxの不具合です。
/proc/net/rpc/*/channelファイルはNFS関連プロセス間での通信に使用されていますが、NFS関連プロセス以外のプロセスが該当ファイルにアクセスすると、意図しない動作が発生します。
ITRUの修正版(03-00-/A, 02-00-/A)は次のページで2018年9月14日に提供済みです。
各種ログファイルやコマンド実行結果などを一括で採取したい場合、sosreportコマンドを使用してください。
NFSサーバまたはNFSクライアントをリブートしてください。
2018年12月21日:対策方法を更新
2018年 8月 3日 :掲載開始
本ツールでは次の基準にしたがって重要度を記載します。
【重要度の定義】
該当する問題が発生した場合の業務へ与える影響度の目安を示します。
次に示した基準にしたがって5段階に分類しています。
AAA | 業務システムの運用が停止し、発生頻度が高い。 |
---|---|
AA | 業務システムの運用が停止するおそれがある。 |
A | 業務システムの運用が停止するおそれはほとんどない。 |
B | 業務システムの運用に与える影響が少ない。 |
C | 業務システムの運用に与える影響はほとんどない。 |