Windows Server(R) 2003 プレインストールモデルまたは、SystemInstallerでOSインストール後、ネットワークの「ローカルエリア接続」を無効化しようとすると、”接続の無効エラー”ポップアップが出力され、無効化できない現象が発生する場合があります。
【接続の無効エラー】
(今接続を無効にできません。プラグアンドプレイをサポートしていないプロトコルがいくつかの接続に使われているか、または別のユーザーまたはシステムアカウントにより接続が開始されている可能性があります。)
ポップアップが表示されます。
<現象確認手順>
・ケースその1
「スタート」→「コントロールパネル」→「ネットワーク接続」より、無効にしたい「ローカルエリア接続」アイコンをマウスでポイントしたまま右クリック、メニューより「無効にする」を選択。
→上記ポップアップが表示され、「ローカルエリア接続」を無効化できない。
・ケースその2
デスクトップに「マイ ネットワーク」アイコンを表示している場合、「マイ ネットワーク」アイコンを右クリックし、メニューより「プロパティ」を選択。
「ネットワーク接続」のウィンドウが開き、「ローカルエリア接続」のアイコンが表示される。無効にしたい「ローカルエリア接続」アイコンをマウスでポイントしたまま右クリック、メニューより「無効にする」を選択。
→上記ポップアップが表示され、「ローカルエリア接続」を無効化できない。
下記記載以外のモデル、LANデバイスは、対象外となります
モデル名 | 形名 | |
---|---|---|
BladeSymphony BS1000 | A4/V4 | GVxA51x4-xxxxxxx |
BladeSymphony BS320 | A3/E3 | GGxC51x3-xxxxxxx |
A2 | GGxC51A2-xxxxxxx | HA8000/HA8000-es | RS440 | GQxR44AG-xxxxxxxx |
RS220 | GQxR22AG-xxxxxxxx GQxR22BG-xxxxxxxx GQxR22CG-xxxxxxxx GQxR22DG-xxxxxxxx |
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RS210 | GQxR21AG-xxxxxxxx GQxR21BG-xxxxxxxx GQxR21CG-xxxxxxxx |
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RS110 | GQxR11AG-xxxxxxxx GQxR11BG-xxxxxxxx GQxR11CG-xxxxxxxx |
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TS20 | GQxT20AG-xxxxxxxx GQxT20BG-xxxxxxxx GQxT20CG-xxxxxxxx GQxT20DG-xxxxxxxx |
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TS10 | GQxT10AG-xxxxxxxx GQxT10BG-xxxxxxxx GQxT10CG-xxxxxxxx GQxT10DG-xxxxxxxx |
|
LANボード | PCI-Express Gigabit |
GQ-CN7572xx GQ-CN7573 GH-CN7572 GS-CN7572 GS-CN7573 |
システム装置により、発生条件が異なります。
(1) BS1000 A51A4/A51V4の場合
LANデバイスがサーバブレード内蔵のデバイスのみ(増設LANカード、またはコンボカードを搭載しない)の場合、Windows Server
2003プレインストールモデルまたは、SystemInstaller(バージョンは上記参照)によりOSインストール後、現象が発生する。
(2) BS320 C51A2/C51A3/C51E3の場合
Windows Server 2003プレインストールモデルまたは、SystemInstaller(バージョンは上記参照)によりOSインストール後、現象が発生する。
(3) HA8000シリーズの場合
Intel社製PCI-X接続の増設LANボード:GQ-CN6552(EX),GQ-CN7542(EX)が搭載されていない場合に、Windows Server
2003プレインストールモデルまたは、SystemInstaller(バージョンは上記参照)によりOSインストール後、現象が発生する。
現象が発生した場合、以下の手順で、「ローカルエリア接続」に対応したデバイスを無効化することで、「ローカルエリア接続」を無効化したのと同等の効果を得ることが可能です。
現象が発生しない場合は、本回避手順を採用する必要はありません。
1) 無効にしたい「ローカルエリア接続」アイコンをマウスでポイントしたまま右クリック、メニューより「プロパティ」を選択する。
2) 「全般」タブの[構成]ボタンを押す。
3) 「ローカルエリア接続」に対応するLANデバイスのプロパティが表示されるので、「全般」タブの「デバイスの使用状況」より「このデバイスを使わない(無効)」を選択する。
暫定回避方法を実施されたお客様は、本ツールの適用をお願い致します。
ただし、本現象は、スタートメニューからのローカルエリア接続の無効化ができないだけです。
通信機能には影響はありません。通常運用されて、システムへ触りたくないというお客様には
定期メンテナンスのタイミングでの実施をお願い致します。
また、暫定対策をしていないお客様に関してましては本ツールの適用をお願いします。