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概要

RHEL6.9をカーネルアップデートすると、Emulex Fibre Channelボード向けドライバ(lpfc)に、未サポートのドライバが適用されます。

重要性

重要

現象

対象製品に記載のFibre Channelボードが搭載され、かつRHEL6.9(カーネルバージョン:2.6.32-696)環境においてカーネルアップデートを実施した場合、カーネルアップデート前に使用していたEmulex Fibre Channelボード向けOutboxドライバが引き継がれず、カーネルに同梱された未サポートのInboxドライバが適用されます。

影響範囲

RHEL6.9(カーネルバージョン:2.6.32-696)環境で、Emulex Fibre Channelボードを搭載しているシステムが対象となります。

発生条件

以下の条件を全て満たした場合、本現象が発生します。

  1. Emulex Fibre Channelボード用ドライバ Ver. 11.2.156.18を使用している。
  2. RHEL6.9(カーネルバージョン:2.6.32-696)から、カーネルアップデートを実施する。

対象製品

対象製品 形名
HA8000 Emulex 8G Fibre Channelボード GQ-CC7811(EX)
GQ-CC7812(EX)
GQ-CC7821(EX)
GQ-CC7822(EX)
HA8000 Emulex 16G Fibre Channelボード GQ-CC7A11(EX)
GQ-CC7A12(EX)
GQ-CC7A21(EX)
GQ-CC7A22(EX)

対象OS/ドライババージョン

ドライバ名 OS バージョン
lpfc Red Hat® Enterprise Linux® Server 6.9
(カーネルバージョン:2.6.32-696)
11.2.156.18

回避策および復旧方法

  1. 回避策 :回避策はございません。
  2. 復旧方法:未サポートのInboxドライバが使用されている場合、対策版ドライバへのアップデートを実施してください。

対策方法

下記の対策版ドライバを、HA8000ダウンロードサイトより提供しております。ダウンロードサイトに従って、ドライバのアップデートを実施してから、カーネルアップデートを実施してください。
ドライバアップデート後はサーバの再起動が必要となります。

ドライバ名 OS バージョン
lpfc Red Hat® Enterprise Linux® Server 6.9 11.2.156.38

<ダウンロードURL>

【Red Hat® Enterprise Linux® Server 6.9 対策版ドライバ】

更新情報

2018年03月30日 この情報ページを掲載しました。

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