概要
HA8000/RS220,RS210xNxN1モデルにおいて、稼動中にI2Cバスタイムアウト(Sensor Failure [詳細コード：2D00])が検出される、もしくは、装置再起動時のBIOS起動中にPOSTエラー停止する事象が発生することが判明しました。
内容をご確認の上、発生条件に該当する場合は、対策版の適用をご検討いただきますようお願いいたします。
重要性
注意
現象
稼動中にI2Cバスタイムアウト(Sensor Failure [詳細コード：2D00])が検出され、装置前面のStatusランプ２が橙色点灯する。また、装置を再起動すると、BIOS起動中のPOSTにて「Warning C322」「Error C066」のPOSTエラーが検出、表示され、[F1][F2]キー押下待ちの状態でPOST停止する。
＜I2Cバスタイムアウト検知時のWebコンソールのSEL(システムイベントログ)画面表示例＞
イベントジェネレータ：BMC
イベント内容 ：センサ故障
発生
I2Cバスタイムアウトが発生した
＜I2Cバスタイムアウト検知時のHCSM画面表示例＞
アラートID：0xFD41
アラートレベル：Error
メッセージ：サーバで障害が発生しました。（指摘部位：Sensor Failure 発生事象：I2C Bus Timeout 2D,00）
＜POSTエラー検知時のBIOS画面表示例＞
Warning C322：No information for system power consumption check.
Error C066：6th SMBus device Error detected.
F1 to resumed, F2 to setup
対象製品
| 対象機種 | 形名 |
|---|---|
| RS220xN,xN1 | GU*220AN-*******, GU*220BN-*******, GU*221AN-*******, GU*221BN-******* |
| RS210xN,xN1 | GU*210AN-*******, GU*210BN-*******, GU*211AN-*******, GU*211BN-******* |
発生条件
NM(Node Manager)ファームウェア Ver. 3.0.6.267以前を使用している、もしくは、BIOS Ver.5.0.9024以前を使用している場合に発生することがあります。
※NMファームウェア、BIOSのバージョンは、次の方法で確認できます。
【BIOSセットアップメニューからの確認方法】
セットアップメニューを起動後、[Main]タグの[Server]-[System Management]-[NM Firmware Version]欄、および、[Main]タグの[BIOS Version]欄で確認できます。
【Webコンソールからの確認方法】
Webコンソールにログイン後、「システム」タグの[IPMI情報]-[MC](ボタン押下)-[ファームウェアのリビジョン]欄、および、「システム」タグの[概要]-[System BIOS バージョン]欄で確認できます。
※Webコンソールの[ファームウェアのリビジョン]欄には、NMファームウェアバージョンの上位4桁のみが表示されます。（Ver.3.0.6.267の場合には「03.06」と表示）
回復策
システム装置の電源をOFFし、ACケーブルを抜き差しすることで回復します。
回避策
ありません。
対策
NMファームウェア、および、BIOSを下表に示すバージョンにアップデートしてください。
また、BMCファームウェアも合わせて最新版にアップデートしてください。
なお、NMファームウェアをアップデートする場合には、最新のBIOS、および、BMCファームウェアを適用してからアップデートしてください。
| 対象機種 | NMファームウェア | BIOS | BMCファームウェア |
|---|---|---|---|
| RS220xN,xN1 | Ver. 3.1.3.21以降 | Ver. 5.0.A026以降 | Ver.02.21以降 |
| RS210xN,xN1 |
※最新のNMファームウェア、BIOS、BMCファームウェアは、以下のURLよりダウンロードしてご利用ください。
更新情報
2017年04月07日 この情報ページを掲載しました。
- 本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。