Hitachi

概要

UPSに接続されたHA8000 RS110(xMモデル/xM1モデル)及びTS10(xMモデル/xM1モデル)において、システムBIOS設定の「ACダイレクトブート(*1)」を有効にした状態で、UPSからのシステム装置電源オンが実施された場合、まれに該当LANデバイスのPCI Device IDが不正な状態で起動することがあります。PCI Device IDが不正な状態でOSが起動すると、OSから新規のネットワークデバイスとして認識されるため、前回起動のネットワーク設定を引き継ぐことができず通信不可の状態となります。

*1
ACオン時に連動し、システム装置のメイン電源を自動でオンとする機能

対象ハードウェア

以下のHA8000装置に搭載のオンボードLANデバイス

 
対象ハードウェア 形名 オンボードLAN ファームウェアバージョン
HA8000xMモデル(2013年6月モデル)オンボードLAN GQ*110AM-****** 1.49
GQ*110BM-******
GQ*110CM-******
GQ*110EM-*******
GQ*T10AM-*******
GQ*T10BM-*******
GQ*T10CM-*******
GQ*T10EM-*******
HA8000xM1モデル(2014年6月モデル)オンボードLAN GQ*111AM-******* 1.49
GQ*111BM-*******
GQ*111CM-*******
GQ*111EM-*******
GQ*T11AM-*******
GQ*T11BM-*******
GQ*T11CM-*******
GQ*T11EM-*******

対象OSとドライババージョン

OSならび、LANドライババージョンに依存しません。

重要性

重要

現象

UPSからのシステム装置電源オンを実施した際、オンボード1G LANデバイスが新規ネットワークデバイスとしてOSから認識されます。

事象発生時の復旧方法

  1. 運用回避策:回避策はございません。不具合を対策したファームウェアの適用をご検討いただきますようお願いします。
  2. 発生時の対処方法:システム装置ACオフオンにて復旧します。

対策

不具合を対策したファームウェアを、HA8000ダウンロードサイトより提供しております。お手数をおかけしますが、下記のダウンロードサイトに従って、ファームウェアのアップデートの実施をお願いいたします。

更新情報

2016年9月16日 このページを掲載しました。

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