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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

HA8000/RS220xNxN1,RS210xNxN1,TS20xNモデルにおいてHitachi Compute Systems Manager(HCSM)サービスが停止する事象に関して

ご使用いただいておりますHA8000/RS220xNxN1,RS210xNxN1,TS20xNモデルにおいて、Hitachi Compute Systems Manager Software (以下、HCSM)で管理する場合に下記に示す注意事項があります。 内容をご確認の上、発生条件に該当する場合は下記の回復策、一時的回避策、または対策版の適用をご検討いただきますようお願いいたします。

概要

2台以上のHA8000/RS220xNxN1,RS210xNxN1,TS20xNモデルを管理対象にした時、メモリリークが発生し、メモリ不足でHCSMサービスが停止することがあります。

対象製品

対象ソフトウェア製品

製品名 バージョン
Hitachi Compute Systems Manager Software 8.1.0-00〜8.2.0-02より前
対象ライセンス
Hitachi Compute Systems Manager Software Basic Management
Hitachi Compute Systems Manager Software Power Conductor Plug-in
Hitachi Compute Systems Manager Software Deployment Manager Plug-in

対象OS

Windows

対象ハードウェア製品

ハードウェア種別 製品名 製品形名
対象ホストサーバ HA8000/RS220AN,BN,AN1,BN1 GU*220*N-*******,
GU*221*N-*******
HA8000/RS210AN,BN,AN1,BN1 GU*210*N-*******,
GU*211*N-*******
HA8000/TS20AN,BN,CN,DN GU*T20*N-*******

重要性

現象

2台以上のHA8000/RS220xNxN1,RS210xNxN1,TS20xNモデルを管理対象にした時、メモリリークが発生し、メモリ不足でHCSMサービスが停止することがあります。

HCSMサーバがメモリ不足で停止すると、javalog*.logファイルに以下のメッセージが出力されます。(*1)

[xxx][xxx][java.lang.OutOfMemoryError : requested nnnnnnnnn bytes. (Java Heap) : nnn threads exist]

*1
javalog*.logファイルの格納場所:
<HCSMインストールフォルダ>
\Base64\uCPSB\CC\web\containers\ComputeSystemsManagerWebService\logs

補足情報

HCSMが使用しているメモリ使用量はjavalog*.logファイルから参照することができます。

[VGC]<時間>[GC xxxxxK->yyyyyK(zzzzzzK), nnnnnnn secs] (後半省略)

上記の行のyyyyyが使用量になります。yyyyy の値が、2000000を超えると、HCSMサービスが停止する可能性があります。(ユーザが行う操作内容によっては、一時的に大量のメモリが必要になることがあり、yyyyy の値が2000000を超えない状態であっても、HCSMサービスが停止してしまうことがあります)

発生条件

次のすべての条件に合致しているときに、この問題が発生することがあります。

  1. 以下の各項番のうち、同一項番内の機種を2台以上探索・管理対象にする
    1. HA8000/RS220AN/AN1/BN/BN1
    2. HA8000/RS210AN/AN1/BN/BN1
    3. HA8000/TS20AN
    4. HA8000/TS20BN/CN/DN
  2. HCSMから、上記同一項番内の2台以上の機種に対して同時に以下の操作を行う
  • 探索
  • 情報の更新(手動更新)
  • 情報の更新(定期自動更新、アラート受信後の自動更新)
  • デプロイメントマネージャ−システムレベルバックアップ・システムレベルリストア・スナップショット・ディスク構成チェック・マスターイメージデプロイ
  • 電源ON/強制電源OFF/リセット
  • OS再起動
  • シャットダウン
  • Web コンソールおよびWeb リモートKVMの起動
  • 電力キャッピングの設定・解除

※HCSMが自動的に行う操作を含むため、ユーザが操作をしなくても現象が発生することがあります。

補足

HCSM起動からメモリ不足が発生するまでの時間は、上記操作の重なり方に依存するため、同一の環境でも毎回異なります。上記操作の実施回数が多い場合、メモリ不足が発生するまでの時間が短くなります。

回復策

停止したHCSMを起動してください。

Windows のメニューから起動する場合

Windows Server 2008 R2 の場合:
[スタート]−[すべてのプログラム]−[Hitachi Command Suite]−[Compute Systems Manager]−[Start - HCSM]を選択します。

Windows Server 2012 の場合
[スタート]−[すべてのアプリ]−[Hitachi Command Suite]−[Compute Systems Manager]−[Start - HCSM]を選択します。

コマンドを実行して起動する場合

<Hitachi Command Suite 共通コンポーネントのインストールディレクトリ>\bin\hcmds64srv /start

一時的回避策

定期的にHCSMの再起動を行ってください。

Windows のメニューから再起動する場合

Windows Server 2008 R2 の場合:

  1. [スタート]−[すべてのプログラム]−[Hitachi Command Suite]−[Compute Systems Manager]−[Stop - HCSM]を選択します。
  2. [スタート]−[すべてのプログラム]−[Hitachi Command Suite]−[Compute Systems Manager]−[Start - HCSM]を選択します。

Windows Server 2012 の場合:

  1. [スタート]−[すべてのアプリ]−[Hitachi Command Suite]−[Compute Systems Manager]−[Stop - HCSM]を選択します。
  2. [スタート]−[すべてのアプリ]−[Hitachi Command Suite]−[Compute Systems Manager]−[Start - HCSM]を選択します。

コマンドを実行して再起動する場合

  1. <Hitachi Command Suite 共通コンポーネントのインストールディレクトリ>\bin\hcmds64srv /stop
  2. <Hitachi Command Suite 共通コンポーネントのインストールディレクトリ>\bin\hcmds64srv /start

対策

本問題は、以下のバージョンで対策しました。
対策版の適用をご検討いただきますようお願いいたします。

製品名 バージョン
Hitachi Compute Systems Manager Software 8.2.0-02

なお、対策版のHCSMのご提供については、サポートサービスをご契約の上、サポートサービス窓口までお問合せください。

更新情報

2015年9月28日 この情報ページを掲載しました。

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。