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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

現象

Webコンソール上でサーバ管理設定のバックアップ・リストアを実施した場合に、SVPのアラート通知先の設定が正常にリストアされない場合があります。

対象製品(形名)/装置/BMCファームウェア

対象製品(形名)/装置/BMCファームウェア
装置 装置形名 BMCファームウェア
RS220xLモデル
NS220xLモデル
GQx220xL-xxxxxxx
GQx220xL-xxxxxxx
*8.41以前
RS210xLモデル GQx210xL-xxxxxxx *8.41以前
TS20xLモデル GQxT20xL-xxxxxxx *8.41以前
RS220xK1モデル
RS220xKモデル
GQx22xxK-xxxxxxx *8.41以前
RS210xK1モデル
RS210xKモデル
GQx21xxK-xxxxxxx *8.41以前
TS20xK1モデル
TS20xKモデル
GQxT2xxK-xxxxxxx *8.41以前
RS220xJモデル GQx220xJ-xxxxxxx *8.21以前
RS210xJモデル GQx210xJ-xxxxxxx *8.21以前
TS20xJモデル GQxT20xJ-xxxxxxx *8.21以前
RS110xMモデル
NS110xMモデル
GQx110xM-xxxxxxx *5.13以前
TS10xMモデル
NS10xMモデル
GQxT10xM-xxxxxxx *5.13以前

(「*」は、「0」もしくは「1」。リモートコンソール機能の有無によって異なる)

発生条件

SVPのアラート通知先を一度も設定していない状態で、Webコンソール上において以下を実施した場合に発生します。

  1. サーバ管理設定のバックアップにおいて、バックアップデータファイルを作成する。
  2. SVPのアラート通知先を設定する。
  3. 1. で作成したバックアップデータファイルを使って、サーバ管理設定のリストアを実施する。
    (SVPアラートの通知先の設定は 2. で設定した状態のまま、リストアされない。)

Webコンソール上でSVPのアラート通知先に関する設定を変更していない場合、本問題は発生しません。

確認方法

SVPアラートの通知先の設定は、マネジメントLANのWebコンソール機能により、次の方法で参照および変更ができます。

  • 「サーバ設定」タブを選択
  • 画面左側のメニューから、「SVPセットアップ」を選択

回避方法

本問題回避のため、対象製品と対象BMCファームウェアをご利用されている場合は、以下のいずれかを実施いただけますようお願い致します。

  1. SVPアラート通知先が設定されていない状態でバックアップを実施する場合は、一度、何らかの設定を行なった後、設定を消去してから、バックアップを実施していただけますようお願い致します。
  2. SVPアラート通知先が設定されていない状態でバックアップを実施し、そのデータファイルを使ってリストアした場合には、Webコンソール上でSVPアラート通知先の設定内容を確認いただき、不要な通知先があった場合は設定を削除していただけますようお願い致します。

対策方法

対象がRS110xM, NS110xM, TS10xM, NS10xMモデルの場合は、HA8000ホームページのダウンロードサイトから対策版BMCファームウェアを入手して頂き、ファームウェアのアップデートを行ってください。対策版ファームウェアのバージョンは、*5.23以降となります。

備考

異なるHA8000間でのバックアップリストアを実施すると本問題が発生する場合がありますが、異なるHA8000間でのバックアップリストアは禁止しております。