HA8000/RS110,TS10,SS10,NS110,NS10,NS10s(2011年5月〜出荷モデル(Lモデル))において、JP1/ServerConductorやJP1/Power Monitorを使用した電源制御スケジュール運用時に、スケジュール設定された時刻にオンしない場合があります。
以下に示す注意事項をよくお読みになって運用いただけますよう、お願いいたします。
JP1/ServerConductorやJP1/Power Monitorを使用した電源制御スケジュール運用時に、スケジュール設定された時刻にオンしない場合があります。この場合、設定と異なる時刻にオンされます。
下記の発生条件の全てを満たしていると発生する場合があります。
(1) BMC(*1)の時刻合わせにNTP(*2)を使用していない
(2) JP1/ServerConductorやJP1/Power Monitorを使用した電源制御スケジュール機能によりシステム装置の電源オンをスケジュール設定している
(3) システム装置をAC電源給電オフ(*3)とした後に、オンした最初の起動時
*1 BMC:Baseboard Management Controller(ベースボード上に搭載の管理用コントローラ)
*2 NTP:Network Time Protocol(ネットワーク接続機器の時計を正しい時刻へ同期させる通信プロトコル)
*3 AC電源給電オフとは通常の装置電源オフと異なり、例えば電源ブレーカーを落とし給電が完全に絶たれた状態を意味します。
AC電源給電オフした後の復旧後も問題なくスケジュール運用するために、NTPによるBMC時刻の補正運用をお願いいたします。設定はWebコンソールを使用し、BMCの「時刻およびタイムゾーンの設定」画面から設定します。
詳細は、システム装置のユーザーズガイドの「リモートマネジメント機能」の章内「Webコンソールの使用方法」−「Webコンソールによる初期設定」−「BMC時刻の設定」をご参照願います。