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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

概要

HA8000/RS440において、Windows OSを使用する環境でサーバ稼動中に、稀にSMI Timeoutによるシステムハングアップが発生する可能性があることが判明しました。
この問題を解決するために以下をご確認いただき、最新のシステムBIOSへの更新をお願い致します。

事象

次項に示す対象システム構成とWindows OSの組み合わせにおいて、ネットワークインタフェースコネクタ3,4[ライザLAN(LAN3,4)] を「デバイスマネージャ」などで両方とも無効に設定している場合、稀に、サーバ稼動中システムハングアップ状態となり、エラーランプ点灯/ブザー鳴動。
またこの時、ハードウェアログ(SEL)には「SMI Timeout」ログが残ることが判明しました。

対象システム構成

2007年11月〜モデル (xGモデル)にてBIOSバージョン0019の場合

  • GQ*R44AG-*******

2008年05月〜モデル (xHモデル),2008年12月〜モデル (xHEモデル)にてIntel®Xeon®プロセッサ 7400番台の場合

  • GQ*R44AH-*******

2009年6月〜モデル (xJモデル),2009年11月〜モデル(xJEモデル)にてIntel®Xeon®プロセッサ 7400番台の場合

  • GQ*R44AJ-*******

対策

BIOSバージョン0032において、本問題を対策しました。
最新のシステムBIOSバージョンへのアップデートをお願いします。

HA8000/RS440 BIOS,BMCファームウェアアップデートツール

なお、BIOS適用後もネットワークインタフェースコネクタ3,4[ライザLAN(LAN3,4)]は,「デバイスマネージャ」などで両方ともに"無効"に設定せず、"有効"に設定してください。
設定/確認方法は、下記,「デバイスマネージャでのネットワークインタフェーコネクタ3,4の有効設定」をご参照ください。

デバイスマネージャでのネットワークインタフェーコネクタ3,4の有効設定

デバイスマネージャでのネットワークインタフェーコネクタ3,4を[有効]に設定する。

ネットワークインタフェースコネクタ3、4のいずれか一方のみをご使用の場合は、本事象は発生しないため、設定変更は不要です。[有効]に設定されているネットワークインタフェースコネクタに対しての設定変更は不要です。

  1. システム装置の電源を入れ、Windowsを起動し、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
  2. [スタート]−[プログラム]−[管理ツール]−[コンピュータの管理]を選択します。
  3. 「デバイスマネージャ」をクリックし、[ネットワークアダプタ]を確認します。
    「Intel® 82575EB Gigabit Network Connection・・・」に「×」マークが表示されている場合は、[無効]に設定されています。手順4に進み[有効]に設定変更してください。「×」マークが表示されていない場合は、[有効]に設定されていますので設定変更は不要です。
  4. 画像:デバイスマネージャ

  5. 「Intel® 82575EB Gigabit Network Connection・・・」を選択後、右クリックし、[有効]を選択します。もうひとつの「Intel® 82575EB Gigabit Network Connection・・・」も同様に[有効]設定に変更します。

    画像:デバイスマネージャ

  6. OSを再起動します。以上で設定は完了です。[有効]に設定したあとに、タスクバーのLANアイコンに「×」マークが表示されますが、動作に影響はありません。