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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

2015年5月27日
株式会社日立製作所

事業拠点や中小企業におけるシステム集約などに適した
「HA8000シリーズ」のタワーサーバ新製品を販売開始

〜 同時に、最長10年の安定稼働を支えるハードウェア保守対応モデルの
ラインアップを強化 〜

 株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、PCサーバである日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」において、企業の事業拠点や中小企業向けに各種業務処理やデータ分析などのシステム集約に適した2プロセッサータワーサーバ「HA8000/TS20」の新製品を5月29日から販売開始します。最新のインテル® Xeon® プロセッサーの搭載や内蔵ストレージの拡充などにより、基本性能を強化しました。同時に、最長10年間のハードウェア保守に対応したモデルのラインアップに、「HA8000 シリーズ」のタワーサーバ・ラックサーバ3機種を追加し、販売開始します。製造・医療分野などでニーズが高い長期保守の提供によりシステム更新頻度を削減し、IT投資の最適化に貢献します。

 近年、事業拠点や中小企業などにおいても、日常の業務処理に加えて、日々発生するデータをリアルタイムに処理・分析して迅速に活用するデータの利活用のニーズが拡大しており、これらを一台に集約し、設置面積の削減や運用管理の簡素化を要望する声が高まっています。また、製造や電力、医療など、システムの長期安定稼働を求める分野において、PCサーバを長期に利用することによるIT投資の最適化が求められています。

 このような背景のもと、今回、「HA8000シリーズ」において、1台で複数業務に対応可能な基本性能を備え、事業拠点や中小企業のシステム集約など、オフィス設置に適した2プロセッサータワーサーバ「HA8000/TS20」を提供します。従来比で性能を1.5倍*1 向上した最新のインテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 v3 製品ファミリーを搭載するとともに、2.5型SAS HDDの内蔵ストレージ容量を従来比約2.3倍*2 の最大43.2TBとするなど、基本性能の強化を図り、システム集約によるITの運用負荷低減に貢献します。

*1
2014年1月に販売開始した「HA8000/TS20」に搭載のインテル® Xeon® プロセッサー E5-2470 v2と、今回の新製品「HA8000/TS20」搭載のインテル® Xeon® プロセッサー E5-2690v3 との比較。
*2
2014年1月に販売開始した「HA8000/TS20」において、2.5型1.2TBのSAS 12G HDDを最大16台搭載した際の最大容量19.2TBとの比較。

また、最長10年のハードウェア保守対応を可能にする「長期保守対応モデル」の対象サーバを拡充し、タワーサーバなどで10年保守を対応可能としました。同時に、ハードウェアに関する保守サービスや問い合わせ対応、簡易定期点検などをセットにした「おまかせ安心長期保守モデルII」において、サービス期間を6年から10年まで、1年単位で選択可能にしました。これらにより、各システムのライフサイクルに適したハードウェア更新を可能にするなどIT投資の最適化に貢献します。

日立は今後も、企業システムの長期安定稼働を支える各種製品やシステムの迅速な問題解決を支援するサポートサービス「日立サポート360」などを提供し、高信頼な業務システム基盤の構築を支援していきます。

■各製品の特長

1.中小企業やオフィス設置に適したタワーサーバ「HA8000/TS20」において
  基本性能を強化

2プロセッサータワーサーバ「HA8000/TS20」において、インテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 v3 製品ファミリーを最大24コア搭載可能とすることで、性能を従来比約1.5倍*1 に向上するとともに、DDR4メモリの採用でメモリ容量を従来比1.3倍*3 の512GBに拡大することにより、高速なデータ処理を実現します。また、最大1.8TBの2.5型SAS 12G HDD を最大24台搭載可能とし、SAS HDD容量を従来比約2.3倍*2 となる最大43.2TBとするなどの拡充を行い、オフィスなどでのシステム集約に対応できます。なお、図書館や病院などの設置に適した40dB*4 以下の静音性を実現したモデルも提供します。

*3
2014年1月に販売開始した「HA8000/TS20」にDDR3メモリを最大384GB搭載した構成との比較。
*4
ISO7779に準拠した弊社実測値(外気温25℃環境時)。ただし、プロセッサーや電源など静音モデルには仕様の制限があります。

2.最長10年のハードウェア保守に対応するモデルラインアップの強化で
  IT投資の最適化に貢献


(1) 「長期保守対応モデル」、「おまかせ安心長期保守モデルII」にタワーサーバなど3機種追加

最長10年まで保守対応する「長期保守対応モデル」、「おまかせ安心長期保守モデルII」の対象サーバにタワーサーバ「HA8000/TS20」、「HA8000/TS10」とラックサーバ「HA8000/RS110」を新たに追加します。タワーサーバでは導入後5年目、ラックサーバでは6年目の定期部品交換により、最長10年のシステム安定稼働が可能になり、システム更新頻度の低減などを図ることができます。また、タワーサーバは環境温度40℃での動作が可能であり、空調電力の削減に貢献します。


(2) 「おまかせ安心長期保守モデルII」の保守期間を6年から10年まで1年単位で選択可能

「おまかせ安心長期保守モデルII」では、「HA8000シリーズ」の各機種*5 において保守期間を6年から10年まで1年単位で選ぶことができます。これにより、拡充したラインアップの中から、各システムのライフサイクルに適したモデルを選択可能にしました。

*5
各機種とは、「HA8000/RS220」、「HA8000/RS210」、「HA8000/RS110」、「HA8000/TS20」、「HA8000/TS10」。

■今回発表製品の価格と出荷開始時期

今回発表製品の価格と出荷開始時期
製品名 仕様概要 価格(税抜) 出荷開始時期
HA8000/TS20
  • CPU:インテル® Xeon® プロセッサー
    E5-2600 v3
    製品ファミリー 最大2(最大24コア)
  • メモリ:最大512GB
  • ストレージ容量:最大43.2TB(RAID0)
420,000円〜*6 2015年5月29日
*6
インテル® Xeon® プロセッサーE5-2603 v3×1(6コア)搭載の最小構成価格。

■10年保守対応モデルの概要と価格、出荷時期

10年保守対応モデルの概要と価格、出荷時期
モデル名 対象サーバ サービス概要 価格(税別) 出荷
時期
長期保守対応モデルfor タワーサーバ HA8000/TS20
HA8000/TS10
  • 保守サービス期間*7:10年(無償保証サービス期間:1年 対応時間:翌平日以降オンサイト保守 平日 9〜17時)
  • 定期部品交換(タワーサーバは導入後5年目、ラックサーバは導入後6年目)
タワーサーバ 868,000円*8 2015年
5月29日
長期保守対応モデル HA8000/RS220
HA8000/RS210
HA8000/RS110
ラックサーバ 937,000円*9
おまかせ安心長期保守モデルII for タワーサーバ*10 HA8000/TS20
HA8000/TS10
  • 無償保守サービス期間:6年/7年/8年/9年/10年(無償保証サービス期間は、タワーサーバが5年、ラックサーバは7年)
  • 対応時間:当日オンサイト保守 平日8〜19時
  • 定期部品交換(タワーサーバは導入後5年目、ラックサーバは導入後6年目)
  • 簡易定期点検サービス
  • 障害HDDお渡しサービス
  • おまかせ安心HDD破壊サービス
  • おまかせ安心ハードウェアサポートサービス
タワーサーバ 1,894,000円*8*11
おまかせ安心長期保守モデルII*10 HA8000/RS220
HA8000/RS210
HA8000/RS110
ラックサーバ 2,153,000円*9*11
*7
購入時に別途、「ハードウェア保守サービス」契約が必要。
*8
HA8000/TS10(インテル® Xeon® プロセッサーE3-1220v3×1(4コア)搭載)の最小構成価格。
*9
HA8000/RS110(インテル® Xeon® プロセッサーE3-1220v3×1(4コア)搭載)の最小構成価格。
*10
  無償保守のサービス対応時間が24時間365日の「おまかせ安心長期保守モデルII24」も提供。
*11
  10年保守契約時の価格。

■日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」に関するホームページ

http://www.hitachi.co.jp/ha8000/

■他社商標注記

  • インテル、Xeonは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。
  • そのほか、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

■本件に関するお問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部

お問い合わせフォーム:http://www.hitachi.co.jp/it-pf/inq/NR/

以上