- 2010年
- 社会産業インフラシステム社(現在の鉄道ビジネスユニットの前身)へ配属。
- 2010〜2018年
- 国内の鉄道会社様向けの電力設備関連の営業を担当。
- 2018〜2021年
- 鉄道会社様向けの運行管理、電力管理システムの営業を担当。
- 2021〜2023年
- 鉄道会社様向けの車両システムの営業を担当。
- 2023年〜
- インドの鉄道車両製造会社様向けプロジェクトの商務管理を担当。
現在の仕事
日本・イタリア・インドを繋ぎ、 鉄道車両のコンポーネントを納める。
現在、急速に人口が増加しているインドのムンバイでは新たに都市交通鉄道(メトロ)を建設中です。日立はそこへ鉄道車両(電車)用の駆動システム、補助電源装置および車両情報制御システムなどのコンポーネント(車両電気品)を納入しており、その商務面でのプロジェクト管理が私の仕事です。車両電気品の生産国である日本、イタリア、インドの三カ国をつないで納期管理や貿易手続き、入金管理等の商務面管理や契約管理を行い、円滑に生産・輸送・代金回収に至るよう業務を遂行しています。このプロジェクトは日本の日立製作所が受注しているため、会議ひとつとっても日本側メンバーがイニシアチブをとり、インド及びイタリアの商務・技術担当含めたメンバーをリードすることが求められています。会議に関してはアジェンダを用意し、論点を明確にした上でしかるべき議論を時間内で行えるよう準備から会議進行、顧客へのアプローチの検討・議論にエネルギーを注ぎます。問題の芽となる事象・要素があれば関係者と蜜に協議を行い、事前に適切な処理を行いながら、問題発生後には関係者と協力し問題解決に奔走しながら、プロジェクトを進行しています。
仕事のやりがい
愚直なコミュニケーションを 積み重ね、問題解決へ導く。
三つの国が集まれば、時間軸の置き方、問題発生時の喫緊性の捉え方、組織ごとの承認のプロセスなど、仕事の仕方も三者三様です。自分が見えている問題点を相手にも同じように認識してもらうことがまず必要なのですが、これが難しい。ときにNOと言われることもあります。でも、それを冷静に受け止め、状況が地域性ならではなのか、相手の人柄なのかなど要因を分析し伝え方を考えます。いずれにせよ「沈黙は金」ではない。泥臭いかもしれないですが、私の根底には「コミュニケーションをサボらない」という信条があります。入社以来、私が愚直に積み重ねてきたことは、自分の人となりを見せながら何度でも伝えること。今回のプロジェクトでは、自らインドに出向き、直接担当者と話すことで想いの強さを伝えたこともありました。そうして最終的に自分が描いたように問題を解決できたときは気持ちいいし、やりがいを感じますし、自分の仕事がインドの社会の発展や人々の利便性の向上に間接的にも貢献できていることを誇りに感じながら日々仕事にまい進しています。
今後のチャレンジ
鉄道で人の人生を豊かにするために 自分の存在感を高めていきたい。
何もなかったところに電車が通るのって、夢がありますよね。それまで移動に3時間かかっていたのを1時間に短縮できたら、そこで生まれた2時間を家族と過ごしたり、勉強や趣味の時間にあてたりすることができる。鉄道は、暮らしを支える重要なインフラであるとともに、人生を豊かにするものと私は考えています。もともとインフラ支援を軸に就職活動をして日立に入社し、鉄道事業に配属されて約14年経ちますが、そういう考えから私は今も鉄道の仕事が好きです。今後も、国内外問わず鉄道事業に携わるなかで自分の存在感を高めていきたい。そのために貿易や財務、会計、税務などの知識や新旧技術の知識をもっと身につけていくつもりです。そうして、お客さまやプロジェクトメンバーから「岡田がいたからここまで来られた」と言われるようになりたいと思っています。
ある1日のスケジュール
07:00 | 起床 |
---|---|
07:00-08:00 | 自分と子どもの準備 |
08:00 | 業務開始 |
AM | 午後打ち合わせの議事整理、レター作成 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 国内プロジェクトメンバーとの定例打ち合わせ |
15:00 | 海外プロジェクトメンバーとの定例打ち合わせ |
17:00 | 問題整理、アクションプラン整理、レター作成 |
19:00 | 業務終了 |
20:00-22:00 | 夕食、子どもと遊ぶ |
22:00 | 就寝 |
職場環境の特長
比較的、年次や部署などの壁がない会社です。悩んだときには声をかけてくれる人やキャリアの道筋を示してくれる人がいて、人に恵まれたと思っています。鉄道事業に限らず、さまざまな領域における知識や経験の幅広さ、そして深さがあるのも日立らしさですね。
子どもの野球チームのコーチを始めました。私も中学時代までは野球をやっていたので、懐かしいです。いまは土日をほとんど野球に費やしています。
就職活動について
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学生時代
大学3年次に、パキスタンへ留学をしました。電力の供給不足による毎日の停電や、若者が雇用機会に恵まれない状況を目の当たりにすることで「新興国の経済発展やその地域の生活の根幹となるインフラを届けられる仕事がしたい」と強く思いました。
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入社の決め手
「not only product, but Life.」自らの利益至上主義ではなく、その先にある人々の暮らしを考えるという想いが込められた、当時の採用コンセプトが心に刺さりました。社会貢献を前面に打ち出してグローバル展開している日立に強く共感したのです。
学生のみなさんへメッセージ
日立は、地に足をつけた仕事ができる真面目な会社です。また、M&A他を通してのグローバル化が進んでいて、日本のみならず海外の幅広い業務に携わる高い専門性を持った人たちと同じ目標に向かい、ともに仕事をしていくことができるとても刺激的な環境でもあります。自分が担当した製品が国内外の社会で人々の生活を豊かにしていると実感する時、私は何にも代えがたい誇りと満足感を感じています。
MOVIE
- 「未来を変えるのは」編
- 「未来を変えるのは、私」編