パートナー企業と協創し、お客さまや社会が抱える課題を解決に導くことが私のミッションです。今、主に特に取り組んでいるのはカーボンニュートラルをテーマとした環境分野のソリューション。日立はさまざまな環境系ソリューションや製品、サービスを抱えています。そこにお客さまやパートナー企業が持つソリューションを掛け合わせることで、新たな価値創造や課題解決へ導くことをめざし、提案活動をしています。
また、日立が開発した擬似量子コンピュータ「CMOSアニーリング^*」によるサービスを、パートナー企業を介して拡販をめざす営業企画の仕事もしています。高速で複雑な計算が可能な「CMOSアニーリング」を使えば課題解決の幅が広がります。どんな価値を提供できるか、パートナー企業と共に模索しながら進めています。

＊CMOSアニーリング： CMOSはComplementary Metal Oxide Semiconductorの略。組み合わせ最適化問題を高速に解くことができる日立の疑似量子コンピュータ。

パートナー企業及び、その先のユーザーや市場が抱える課題や実現したいことに対して、無数の選択肢の中から最良の組み合わせを考え提案していく。私は今の仕事に営業としての大きな強みとやりがいを感じています。それが可能なのは、日立の事業領域が幅広く、また膨大な数のグループ会社それぞれがサービスソリューションや製品を抱えているからです。あらゆる業種のプロフェッショナルがいて、研究開発に関しても最先端の知見を持った人たちが集っている。常に新しい価値を追求しているからこそ、どんな課題に対しても幅広い視野で解決策を検討することができるのです。営業として関わる以上、蓄積された膨大なノウハウを勉強することは必須で大変です。それでも、有識者やパートナー企業と共にベストな方法や投資対効果を探り、win-winになるソリューションを創造していく仕事はとても楽しいです。

パートナー企業と日立グループのソリューションを掛け合わせ、社会における課題解決の幅を広げていくことが目標です。今後もベンチャーや競合と思われているような企業、海外の企業など、業界や偏見に縛られず同じ志を持つ企業を開拓し、新規パートナーリングを進めていきます。
日立は、深刻化する環境問題と自社の経営方針をふまえ、めざす社会の姿を明確にした「環境ビジョン」を定め、実現に向けては「脱炭素社会」「高度循環社会」「自然共生社会」の構築を掲げた「日立環境イノベーション2050」を推進しています。2050年まで、これからの私の社会人人生をかけて、日立グループビジネスの最大化により環境課題の解決を実現していく。そんな大きな夢を描けるのも、日立で働くことの魅力かもしれません。