- 2017年
- 社会イノベーション事業推進本部スマートソサエティ部配属。
- 2017〜2018年
- 制御システム向けセキュリティビジネスの立ち上げに従事。
- 2018〜2020年
- セキュリティ事業統括本部に異動。制御システム向けセキュリティビジネスの拡大とフィジカルセキュリティ関連の新規事業開発に従事。
- 2020〜2021年
- 社会イノベーション事業推進本部に異動。海外スマートシティ関連の事業開発支援活動に従事。
- 2021〜2022年
- EV、バッテリー、再エネ等のグリーン関連事業開発に従事。
- 2022〜2023年
- 次世代事業開発本部にてウェルビーイング、サステナブル関連の新規事業開発に従事。
- 2023年〜
- HITACHI AUSTRALIA PTY LTD.出向。水素事業をはじめとしたオーストラリア内での新規事業検討業務に従事。
現在の仕事
オーストラリアの顧客と 日立をつなぐ。
私は今、HITACHI AUSTRALIAに出向し、オーストラリアの顧客と日立をつなぐ役割を担っています。日立はグループ全体でオーストラリアの顧客に対するデジタル関連事業の展開をめざしており、私は各事業部側と打ち合わせを行い、現地のマーケティング情報を提供したり、現地でのパートナリングを調整したりしています。また、オーストラリアの市場動向を踏まえ将来的に伸びそうな業界を選定し、新規事業の可能性も模索しています。その一つが水素事業です。オーストラリアは豊富な資源と地理的好条件を活かして、製造時にCO2を出さない「クリーン水素」の輸出国をめざしています。環境にやさしいクリーン水素は世界の注目を集めており、日本企業もこぞってプロジェクトに参画しています。水素サプライチェーン各所で活用可能な技術やソリューションを持つする日立は、水素ビジネスに参入するチャンスがあると考えています。
仕事のやりがい
多様なものの見方、 考え方に触れられる。
入社以来、新しい事業の可能性を探して東へ西へ飛び回ってきました。最初は国内でサイバー攻撃から社会インフラを守るセキュリティコンサルティング業務に従事。その次は、タイやベトナムなどの東南アジアでスマートシティを構築する動きがあり、日立の指静脈認証や顔認証をハンズフリー決済などのデジタルインフラに活用できないか、事業開発を担当しました。東京2020オリンピック後は、GX(Green Transformation)分野に投資の波があり、EVやバッテリー再利用などのグリーン関連事業を開発。さらに高齢化や過疎化などの地域課題を解決するために日立にできることはないかと、淡路島や島根県雲南市を訪れ、NPOと連携しながら事業化検討を行いました。なかなか事業の花を開かせることは難しいですし、やっと実を結ぶ頃には、次の事業を開発しており、成果を実感しにくい部分はあるのですが(笑)、多様な分野の人々と交わり、ディスカッションを重ねながら、共に新しいものを生み出していくことにやりがいを感じています。
今後のチャレンジ
自身の責任のもとで 事業を動かしたい。
ベンチャー企業のパートナーや地域の方々と会話しながら事業を開発していくうちに、組織のマネジメントや人財育成にも関心が向くようになりました。遠くない将来、社内ベンチャーでも小さな会社でも良いので、自身の責任の下、事業を推進したいと考えています。日立のような大きな組織にいると安心感も大きいですが、さらにチャレンジしたい。そのためには、収支感覚をもう少し実務として身につけておきたいですね。
ある1日のスケジュール
06:30 | 起床 |
---|---|
06:30-08:00 | 朝活(家事・勉強等) |
08:30 | 出社 |
09:00-10:00 | 資料作成等の作業 |
10:00-12:00 | 日本側とのリモート会議 |
12:00-13:00 | 昼食 |
13:00-14:00 | オーストラリア側チーム打ち合わせ |
14:00-17:00 | 資料作成等の作業 |
18:30 | 帰宅・夕食 |
20:00-22:00 | 夜活(釣り、ゴルフ練習、読書等) |
23:00 | 就寝 |
職場環境の特長
今は出向中の身で、家に一人でいても仕方ないのでオフィスに出社しています(笑)。日本ではリモートワーク中心で働いていました。日立は全体的に温和な方が多く、人間環境も良好な中で仕事ができていますし、いろいろなチャレンジを容認してくれる環境です。
趣味の釣りを楽しむことが多いです。日本では乗合船に乗って東京湾周辺での船釣りを楽しみました。オーストラリアでは終業後に近くの船着場でアジを釣って楽しんでいます。日本にいる家族とのオンライン通話も楽しみです。
就職活動について
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学生時代
大学院では「博士課程教育リーディングプログラム」の一期生として、「超成熟社会発展のサイエンス」を研究。リーディングプログラムでは、複数領域の学位をもつことが推奨されており、私はコンピュータサイエンス領域の博士と商学領域の修士を取得しました。また、プログラムと並行して、ゼミでは日本を代表するエレクトロニクス企業とともに、オープンソースのフリーライド問題を解決するためのコミュニティ形成について調査・研究しました。
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入社の決め手
入社を決意したのは、日立が「持続可能な社会をつくること」を目標にしていたから。リーディングプログラムで取り組んでいた社会課題に関する研究経験や問題意識を、ぜひ日立のような事業領域の広い企業で、ビジネスにつなげたいと考えました。社会イノベーションを標榜し、積極的に新しい取り組みを行おうとする姿にも共感したことを覚えています。
学生のみなさんへメッセージ
グローバル化を急速に進める日立は、これまでの古き日系企業の枠組みを脱却しようとしています。これから訪れるであろう大きな変化を楽しめる人は、きっと日立に向いています。“日立”と一口に言ってもいろいろな部署があります。なにせ国内だけでも3万人の従業員がいるわけですから。万が一「思っていたのと違うな」となったとしても、部署を異動することもできます。この“大きな日立”にぜひ飛び込んで来てください。
MOVIE
- 「未来を変えるのは」編
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