従業員のエンゲージメントと生産性を向上する働き方改革の施策展開

• 日立グループで2300名をかかえている情報系の某社。21の本部に分かれおり、ITやデジタルソリューションの企画、設計、開発、運用サービスを提供している。
• ある年の全従業員を対象にしたサーベイにおいて、若手従業員のエンゲージメントの低下が判明した。これを放置すると従業員の定着のみならず将来の顧客サービスの質や会社競争力にまで影響を及ぼすおそれがあるため、原因の究明と対策が急務となった。
• 一方、折りからの「働き方改革」の機運の上昇をうけ、同グループ全体で残業時間の大幅削減の号令がかかった。短縮された労働時間で事業目標を達成するため、生産性の向上が必要となる。
• 上記の課題を解決するため「ゆとり時間の創出によるイキイキ幸せな働き方の実現」をテーマとして、経営幹部主導のもと事業ラインとHR部門でチームを組織し働き方改革にとりくんだ。ITを活用して従業員の意識や働き方を可視化することで勘や経験のみに頼らない、施策の検討を行った。

めざしたもの

ゆとり時間を創出しイキイキ幸せな働き方を実現したい

効果

• 従業員サーベイにおいて「エンゲージメント」「明確な方向性」が向上した
• 1人あたりの月ごとの残業時間が約６時間削減された(3年前との比較)
• 定量データにもとづいた働き方改革施策の立案や優先度付けができるようになった

働き方や意識の見える化と現場へのフィードバック

• 従業員の意識と勤休実態の収集と分析
• 分析結果のフィードバックと施策の立案

事業方針の浸透

• 幹部自らメッセージ発信
• 職制を通じた方針の浸透と動機付け

組織エンゲージメント向上のためのコミュニケーション強化

• 部署内でのコミュニケーションを改善
• 部署横断でのコミュニケーションの機会を創出

生産性向上のための制度・運用見直し

• 社内共通施策の検討と実施
• 現場主導での施策立案

関連ソリューション

• 日立人財データ分析ソリューション