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HA8000シリーズ/BladeSymphonyシリーズ
Windows Server 2012 R2を購入する前に

こちらのページでは、2016年9月28日現在の、HA8000シリーズ、BladeSymphonyシリーズで、Windows Server 2012 R2を購入される場合の注意事項や、制限事項について記載します。 Windows Server 2012 R2を購入される前に、必ずお読みください。

Windows Server 2012 R2 について

Windows Server 2012 R2は64bit版アーキテクチャのみの提供となります。
また、Windows Server 2012 R2は、CAL(Client Access License)を付属しておりません。ご使用環境に応じて、デバイスCAL/ユーザーCALもあわせて日立からご購入ください。

BIOSの設定でブート方式を「UEFI」に設定してからOSインストールを行ってください。(対象装置:RS220xN, RS210xN, RS220xN1、RS210xN1、TS20xN)

BIOSの設定で「X2APIC」を「Enabled」にしてからOSインストールを行ってください。(対象装置:RS220xN, RS210xN, RS220xN1、RS210xN1、TS20xN)

ディスクやパーティション(ドライブ)が複数存在する場合のインストール時の注意事項

システム装置に複数のディスクやパーティション(ドライブ)が存在する場合、セットアップ時にインストール対象として複数のディスクが表示されますが、表示されるディスクの順番や番号は常に変化し一定ではありません。複数のディスクが見えた状態でセットアップを行う場合、インストールする目的のディスクは順番や番号ではなく、ディスクのサイズで判断してください。

このため、システム装置に搭載するディスクアレイやハードディスクの容量は、ドライブごとに違う容量で構成してください。 対象のディスクやパーティションの選択を間違えると、既存パーティション(既存データ)を削除してしまう可能性があります。 詳細については下記マイクロソフト社サイトをご参照ください。

BitLockerサポートについて

以下のモデルにおいて、TPM(Trusted Platform Module)を使用したBitLockerをサポートしました。

  • HA8000/RS220xN2,xN1,xN,xM2,xM1、RS210xN2,xN1,xN,xM2,xM1、TS20xN2,xN,xM2, xM1、RS440xN、RS220-hxM2,xM1、RS210-hxM2,xM1、RS220-sxM2,xM1、RS110xN、RS110-hxM2,xM1、TS10xN、TS10-hxM2,xM1
  • BladeSymphony BS520A:x1モデル
  • BladeSymphony BS520H:x1モデル、x2モデル、x3モデル、x4モデル
  • BladeSymphony BS520X:x1モデル、x2モデル
  • BladeSymphony BS540A:x1モデル
  • BladeSymphony BS2500高性能サーバブレードx1モデル、x2モデル、x3モデル
  • BladeSymphony BS2500標準サーバブレードx1モデル、x2モデル
  • BladeSymphony BS2000標準サーバブレードx3モデル、x4モデル

BitLockerの使用にあたっては以下の点についてご注意ください。

  • USBフラッシュドライブ等を使用したBitLockerは未サポートです。
  • BitLockerはドライブ暗号化しますのでミドルソフトについて未サポート、動作上の注意事項がある場合がありますので購入元に確認のうえ購入をお願いします。
  • 「JP1/ServerConductor/DeploymentManager」はBitLocker未サポートです。
  • ハード保守作業、増設作業時は事前にBitLockerをオフにする必要があります。
    (システム装置が起動できず事前にオフできない場合は保守作業後に回復パスワード入力してください)

ライセンス認証(アクティベーション)について

Windows Server 2012 R2プレインストールモデルはマイクロソフトライセンス認証(アクティベーション)を自動的に回避できますが、それ以外のモデルを購入し市販・ボリュームライセンス等で入手したWindows Server 2012 R2を使用する場合はライセンス認証が必要となる場合がありますので詳細はOS購入元に確認をお願いします。

Server Navigatorで Windows Server 2012 R2インストール時の注意事項

Server Navigatorの以下のバージョンで、Windows Server 2012 R2 OSメディアを使用したインストールをサポートします。

  • HA8000シリーズ:03-00以降
  • BladeSymphony :03-00以降

以下の条件に合致する場合にセットアップに失敗する現象を確認しております。 回避手順についてはこちらを参照してください。

  • Server Navigatorのバージョンが 03-00, 03-01(-/A), 03-10(-/A), 03-21 である*1
  • OSメディアのルートディレクトリに存在するファイルの日付が、2014年3月18日以降*2
    もしくは、2014年11月27日以降*3である。
*1
バージョン03-10-B, 03-21-Bでは本手順は不要です。
*2
以下は該当のOSメディア(d:)をコマンドプロンプトにて確認した例になります。
    C:\>dir d:
       ドライブ D のボリューム ラベルは IR3_SSS_X64FREV_JA-JP_DV9 です
       ボリューム シリアル番号は E2B3-A093 です

       d:\ のディレクトリ
      2014/03/18  21:09               128 autorun.inf
      2014/03/18  21:09    <DIR>          boot
      2014/03/18  21:09           398,356 bootmgr
      2014/03/18  21:09         1,601,880 bootmgr.efi
      2014/03/18  21:09    <DIR>          efi
      2014/03/18  21:09            77,424 setup.exe
      2014/03/18  21:09    <DIR>          sources
      2014/03/18  21:09    <DIR>          support
                   4 個のファイル           2,091,932 バイト
                   4 個のディレクトリ               0 バイトの空き領域

*3
以下は該当のOSメディア(d:)をコマンドプロンプトにて確認した例になります。
    C:\>dir d:
       ドライブ D のボリューム ラベルは IR5_SSS_X64FREV_JA-JP_DV9 です
       ボリューム シリアル番号は  DEBC-769A です

       d:\ のディレクトリ
      2014/11/27  03:05               128 autorun.inf
      2014/11/27  03:05    <DIR>          boot
      2014/11/27  03:05           404,250 bootmgr
      2014/11/27  03:05         1,614,168 bootmgr.efi
      2014/11/27  03:05    <DIR>          efi
      2014/11/27  03:05            77,424 setup.exe
      2014/11/27  03:05    <DIR>          sources
      2014/11/27  03:05    <DIR>          support
                   4 個のファイル           2,110,282 バイト
                   4 個のディレクトリ               0 バイトの空き領域

以下の条件にあてはまる場合、Server NavigatorのInstallation Assistant機能を使用した自動インストールが使用できません。手動でのインストールを実施してください。

[対象サーバブレード]
BS500:BS520X B1/B2
BS2500:高性能サーバブレード A1/E1/A2/E2/A3/E3

[対象構成]
下記の両方にあてはまる場合

  • 2ブレードもしくは4ブレードSMPを構成
  • Emulex 16Gb 2 ポートファイバチャネル拡張カードからのSANブート構成

[手動インストール手順]

  1. OSインストール手順
    「OSセットアップガイド for Windows Server」の「1.3 Windows Serverセットアップ手順」を参照し、OSのインストールを実施してください。OSインストール時のEmulex 16Gb 2ポートファイバチャネル拡張カードのドライバは、必ずinboxを使用してください。
  2. ドライバアップデート手順
    OSインストール後、「BladeSymphony Emulex製アダプタユーザーズガイド ドライバ編」の「3.2 ファイバチャネル拡張カード/ ファイバチャネルボードのドライバインストール」を参照し、ドライバのアップデート実施してください。 Windows Server 2012 R2に必要なドライバについては、次のWebサイトで情報提供をしています。

Windows Server 2012 R2 Update(KB2919355)について

Windows Server 2012 R2 Update(KB2919355)は、累積的な修正モジュールです。 KB2919355公開以降にマイクロソフト社よりリリースされる修正モジュールを適用するには、事前にKB2919355を適用する必要があります。

なお、KB2919355を適用する前に、KB2919442とKB2966870を必ず適用してください。KB2966870を適用しないと一部のSASデバイスが正常に動作しない場合があります。

JP1/ServerConductor/Blade Server Managerについて

JP1/ServerConductor/Blade Server Managerは、V09-58以降よりWindows Server 2012 R2環境での動作をサポートしました。

本件に関するお問い合わせは、下記へお願いいたします。

[お問い合わせ窓口]
HCAセンター(Hitachi カスタマ・アンサ・センター)
URL http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/hmcc/

JP1/ServerConductor/Agentについて

JP1/ServerConductor/Agentは、V09-58以降よりWindows Server 2012 R2環境での動作をサポートしました。

本件に関するお問い合わせは、下記へお願いいたします。

[お問い合わせ窓口]
HCAセンター(Hitachi カスタマ・アンサ・センター)
URL http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/hmcc/

JP1/ServerConductor/Advanced Agentについて

JP1/ServerConductor/Advanced Agentは、V09-50-/C以降よりWindows Server 2012 R2環境での動作をサポートしました。

本件に関するお問い合わせは、下記へお願いいたします。

[お問い合わせ窓口]
HCAセンター(Hitachi カスタマ・アンサ・センター)
URL http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/hmcc/

BladeSymphony/HA8000シリーズ UPS管理ソフト
PowerChute Business Edition/PowerChute Network Shutdownについて

UPS管理ソフト PowerChute Business Edition/PowerChute Network Shutdownについては、Business EditionはVer.9.0.1以降より、Network ShutdownはVer.3.0.1以降よりサポートを開始しました。

HA8000シリーズ
UPS管理ソフト PowerMonitor Hについて

UPS管理ソフト PowerMonitor Hについては、未サポートです。

BladeSymphony/HA8000シリーズ
UPS管理ソフト PowerMonitor H for Networkについて

UPS管理ソフト PowerMonitor H for Networkについては、サポートを開始しました。

エントリークラスディスクアレイ装置BR1650について

エントリークラスディスクアレイ装置BR1650について、サポートを開始しました。

エントリークラスディスクアレイ装置BR1200について

エントリークラスディスクアレイ装置BR1200について、サポートを開始しました。
 (BR1200は、FW:08.10.03.00以降にてサポートします。)

エントリークラスディスクアレイ装置BR1250について

エントリークラスディスクアレイ装置BR1250について、サポートを開始しました。

テープライブラリ装置/テープエンクロージャについて

テープライブラリ装置/テープエンクロージャについて、サポートを開始しました。
サポートされるバックアップアプリケーションの対応状況については、ソフトウェアの注意事項や制限事項を参照してください。

内蔵DATについて

UD571A/UD572A形DAT72については、ドライバセットアップが必要になります。
WEBよりダウンロードしてお使い下さい。

CA ARCserve Backup r16.5 for Windowsについて

サポートを開始いたしました。Windows Server 2012 R2対応パッチ(RO63365)が必要となります。
RO63365の適用には前提パッチも必要となります。適用手順については「ご使用上の注意事項(2014.2)」にまとめておりますのでご確認ください。

JP1/VERITAS Backup Exec2012について

JP1/VERITAS Backup Exec2012は未サポートです。

JP1/VERITAS Backup Exec2014について

JP1/VERITAS Backup Exec2014はサポートを開始しました。

日立オープンミドルウェア製品について

HA8000シリーズ/BladeSymphonyシリーズ LAN IntelPROSetについて

HA8000シリーズ/BladeSymphonyシリーズ LAN Intel PRoSetについてはWindows Server 2012ならびWindows Server 2012 R2は未サポートとなります。OS機能のNICチーミング機能をご使用ください。OS機能のNICチーミング機能の使い方についてはマイクロソフト社のWebページなどを、制限事項などについては “Hitachi Server Navigator OSセットアップガイド”をご参照ください。

HA8000シリーズ/BladeSymphonyシリーズ
LAN BACS4(Broadcom Advanced Control Suite 4)について

HA8000シリーズ/BladeSymphonyシリーズ LAN Broadcom BACS4についてはWindows Server 2012ならびWindows Server 2012 R2は未サポートとなります。OS機能のNICチーミング機能をご使用ください。OS機能のNICチーミング機能の使い方についてはマイクロソフト社のWebページなどを、制限事項などについては “Hitachi Server Navigator OSセットアップガイド”をご参照ください。

BladeSymphonyシリーズ
LAN Emulex One-Command NIC Teaming and VLAN Managerについて

BladeSymphonyシリーズOne-Command NIC Teaming and VLAN ManagerについてはWindows Server 2012ならびWindows Server 2012 R2は未サポートとなります。OS機能のNICチーミング機能をご使用ください。OS機能のNICチーミング機能の使い方についてはマイクロソフト社のWebページなどを、制限事項などについては “Hitachi Server Navigator OSセットアップガイド”をご参照ください。

BladeSymphonyシリーズ
RoCE(RDMA over Converged Ethernet)機能について

BS520XおよびBS2500においてRoCE (RDMA over Converged Ethernet) 機能をご使用になる場合は、NICチーミング(LBFO)は非サポートです。RoCEについては、Emulex製アダプタ ユーザーズガイドハードウェア編 をご参照ください。NICチーミング(LBFO)については、 MicrosoftのWebサイトをご参照ください。

BladeSymphonyシリーズ
Emulex 10Gbps CNA/LANにおけるポート分割時のチーミングについて

BladeSymphonyシリーズ Emulex 10Gbps CNA/LANにおいてポート分割をしているNICポートでOS標準のNICチーミング機能を使いLACPを構成した場合 通信が出来ません。
ポート分割をしているNICポートでOS標準のNICチーミング機能を使ったLACPは構成しないでください。

BS2000/E57A2,E57E2,E57A1,E57E1のWake on LANについて

BS2000/E57A2,E57E2,E57A1,E57E1にて内蔵LANデバイスはWake On LAN機能は非サポートとなります。

HA8000オプションSCSIボードについて

HA8000にてサポートのオプションSCSIボード:GQ-CS7401はWindows Server 2012 R2非サポートです。

BladeSymphonyシリーズ 対応ファームウェアバージョンについて

以下のバージョンで、Windows Server 2012 R2の動作をサポートします。
対象バージョン以前のブレードファームウェアが導入されている装置へWindows Server 2012 R2を導入する場合は、ファームウェアのアップデートが必要です。

●BladeSymphony BS2000 (E55R4/E55S4)

  • EFI:11-33以降または12-33以降(Emulex 10Gb CNA/LAN非搭載時は出荷開始時点からサポート)
  • Virtage:59-52以降

●BladeSymphony BS2000 (E55R3/E55S3)

  • EFI:09-61以降または10-61以降
  • Virtage:未サポート

●BladeSymphony BS2000 (E57A2/E57E2)

  • EFI:07-61以降または08-61以降(Emulex 10Gb CNA/LAN非搭載時は07-58以降または08-58以降)
  • Virtage:79-52以降

●BladeSymphony BS2000 (E57A1/E57E1)

  • EFI:03-34以降または04-34以降
  • Virtage:未サポート

●BladeSymphony BS500(BS520H B3/BS520H B4)

  • BS520Hサーバブレードファームウェア:アップデート不要(初期出荷分より対象)
  • Virtageファームウェア:
    • BS520H B3:02-05以降
    • BS520H B4:02-50以降

●BladeSymphony BS500 (BS520H A2/B2)

  • BS520H x2サーバブレードファームウェア:04-22以降
  • Virtage:01-70以降

●BladeSymphony BS500 (BS520H A1/B1)

  • BS520Hサーバブレードファームウェア:01-92以降
  • Virtage:01-90以降

●BladeSymphony BS500 (BS520X B1/B2)

  • BS520Xサーバブレードファームウェア:アップデート不要(初期出荷分より対象)
  • Virtageファームウェア:
    • BS520X B1:02-01以降
    • BS520X B2:02-20以降

●BladeSymphony BS500 (BS520A A1/BS540A A1/B1)

  • BS520A A1サーバブレードファームウェア:02-52以降
  • BS540A A1/B1サーバブレードファームウェア:03-26以降
  • Virtage:未サポート

●BladeSymphony BS2500(HE0A1/HE0A2/HE0A3/HE0E1/HE0E2/HE0E3/HC0A1/HC0A2)

  • BS2500サーバブレードファームウェア:アップデート不要(初期出荷分より対象)
  • Virtageファームウェア:
    • HE0A1/HE0E1:02-02以降
    • HE0A2/HE0E2:02-20以降
    • HE0A3/HE0E3:02-55以降
    • HC0A1:02-05以降
    • HC0A2:02-50以降