- デジタルシステムを活用し、実店舗とネットのオムニチャネルで多様なブランドを提供
大手化粧品販売会社(以下、お客さま)は、アジア太平洋地域で、実店舗とネット通販サイトの両方を使って、顧客にさまざまなブランドの商品を提供しています。会社全体のオムニチャネル運営にはデジタルシステムが重要な役割を果たしており、ITインフラを利用して顧客にシームレスな小売体験を提供しています。
お客さまは、仮想化されたITインフラ上にデジタルシステムを構築しています。また主要な業務アプリケーションの多くは、データを高速処理し遅延の少ないストレージを必要としています。そのため、既存のストレージインフラが寿命を迎えるタイミングで、お客さまは迅速に後継製品の検討をはじめました。
「私たちのストレージインフラにはさまざまな制約があり、ビジネスの成長やニーズの増加に対応できなくなっていました」と、お客さまの広報担当者は話します。「パフォーマンスのボトルネックがどんどん大きくなり、以前のストレージベンダーから十分なサポートを受けられなくなっていました。」
主要な業務システムを支えるために必要なパフォーマンス、可用性、拡張性を実現するため、お客さまはVSP One Blockを採用しました。VSP One Blockは、ミッションクリティカルな業務アプリケーション向けに設計されたエンタープライズ向けブロックストレージで、NVMe*1技術を活用して高速なデータ処理と低レイテンシーを実現しています。
お客さまの広報担当者は、次のように述べています。「日立ヴァンタラと提携することで、よりシンプルで効率的なストレージインフラを手に入れられると感じました。また日立ヴァンタラの『100%データ可用性保証』サービス*2のおかげで、日々の業務に支障をきたすことなくVSP One Blockへ移行完了できるという安心感も持てました。」
お客さまは、日立ヴァンタラおよび地域のITパートナーと協力し、データを新しいVSP One Blockソリューションへ移行しました。現在、この新しいソリューションが、主要なマーケットでのミッションクリティカルな小売業務を支えています。
「日立ヴァンタラは、予定通りに合意した予算内で導入してくれましたし、移行作業も順調に進みました。」とお客さまの広報担当者は話します。「他社はリモートサポートしか提供できませんでしたが、日立ヴァンタラは技術的な問題やファームウェアのアップデート、そのほかの作業にも現地で直接対応してくれます。」
VSP One Blockソリューションの導入によって、お客さまのストレージ容量は20%以上増加し、これまで悩まされていたパフォーマンスのボトルネックも解消されます。これによって、今後も長期にわたって小売業務を円滑に運営できるようになります。さらに、新しいソリューションは従来のストレージと比べてラックの使用スペースが50%削減され、運用コストや管理の手間を軽減します。
「複数のストレージベンダーを検討した結果、最終的に日立ヴァンタラを選びました。その理由は、業界内での確かな評判と、同じ地域の業界リーダーとして、私たちのブランドと強い親和性があると感じたからです。」と、お客さまの広報担当者は話します。「品質へのこだわりや価値観が互いに一致していることもあり、日立ヴァンタラを選ぶことは自然な選択でした。」
選定のもうひとつの重要なポイントは、スペース効率に優れていることでした。VSP One Blockはコンパクトなラック設計により、データセンターの電力や冷却に必要なエネルギーを最小限に抑えます。さらに、32個のファイバーホストポートが備わっており、追加のSANスイッチを新たに買う必要がありませんでした。
広報担当者は次のように締めくくっています。「VSP One Blockは、スピードが求められる小売業の現場を支えるとともに、データを保護しています。強力なストレージ基盤があることで、私たちはお客さまの美容に関する価値観やニーズにも、しっかり応えることができます。」
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